you その① | あもん ザ・ワールド

あもん ザ・ワールド

君へと届け 元気玉

あもんがブログを始めたのは2007年5月である
もう少しで丸2年が経つ
当時は表現欲が溢れ始めたばかりのため
欲張って三つのブログを同時に立ち上げた
『スナフキンにあこがれて』 エキサイトブログ
『ティーンに捧げる宝物』 gooブログ
『魁!日本代表』 F2Cブログ  この3つだった

表現を始めたらよそ様の表現が気になるのは必然的であり
伝わった表現にはコメントを残す日々が続いた
ネットの大海原は広大で旅をすればするほど世界が広がっていた
そんな中、gooブログの中で気になるブログを発見したのだ


ブログ名『幸せyou便屋さん』 ハンドルネーム you

彼女は高校生だった
詩人を目指す高校生だった


あもんは毎日のように綴られているの彼女の詩を読んでいた
ドキドキの恋、明日への希望、心に響いた言葉、
刺激の無い日常、重くのしかかる期待、難しすぎる人間関係、
舞いあがる時は飛びはね、落ちる時は落ち抜く
多くの心情が素直に言葉になっていた
彼女の言葉はカーブを投げられない投手のようだった
そこには韻や配列などのこだわりがなかったからだ
これを世間は“詩”とは言わないかもしれない
文学的観点から見れば単なる日記なのかもしれない
でも、あもんには伝わった‥ 間違い無く伝わった‥youの想いが‥
あもんは当時、『ティーンに捧げる宝物』という詩集を綴っていたけど
どれくらい伝わっているかが不安だった
今のティーンはどんな言葉を欲していたのかが全く分からなかったからだ
『伝えたい気持ちはあるのに伝え方が分からない』
『僕のことばはティーンに届いているのか?』
『そもそもこの詩を綴る意志など薄っぺらいものだったのか』
そんなマイナスあもんになりかけた時
あもんは彼女の詩を読んだ
“まっすぐなことば”
それが本当に伝わる言葉だと気付いた
暴走するときはまっすぐ暴走し、楽しむ時は楽しみ尽くす
まじめな時には正座をし、妄想するときは宇宙まで旅行する
あもんは彼女に教えてもらった
詩人を目指す高校生に教えてもらった

お礼の意味を込めて、あもんはこの詩をyouに捧げた


『趣のおいしさ』

麗しく 咲く 花を
さきうらら と詠む
さきうららが転がって
さくら という言葉が生まれた
かつての歌人が言葉であそび
今でも続く
日本の趣

わらわ が転がって ウチら と詠む
まことに が転がって マジで と詠む
いと が転がって チョー と詠む
をかし が転がって ウケる と詠む
ティーンな歌人が言葉であそび
進化を続ける
日本の趣

ティーンな歌人のクリエイト
けっしてオッサン真似できず
バカにしながらうなずいた
ティーンな歌人はパイオニア
オバサン必死に追いかけて
日本の趣 味わった


あもんはyouのことをティーンな歌人と呼んだ
あもんとyouの交換日記は続いた

youさん。こんにちは
改めて、いつも僕のブログに遊びにきてくれてありがとう。
『ティーンに捧げる宝物』って、ちょっと語りすぎですよね
なんか自分のティーン時代に成せなかったことが合い重なって
今のティーンに僕たちよりも大きな大人になってほしいと熱くなってしまいます

熱くなったときにyouさんのブログを読んで
ほのぼのしています
youさんの詩ってどれも、なんか声が聞こえてくるみたいで
好きですよ
そんなyouさんに感謝の意をこめて、また詩を送りたいと思いました
名づけて


『youに捧げる宝物』

裏『ティーンに捧げる宝物』だと思ってください
ここでは『ほのぼの』なことばを綴っていきたいと思っています

一回、詩を届けていると思うのでこれが二回目ですよね
もし、youさんのブログのイメージを壊すようだったらごめんなさい
すぐ止めますので、言ってくださいね

それでは『あのときのにおい』を届けます

『あのときのにおい』

あのとき存分に味わったあのにおいを
私はたまにかいでます
どんなに悲しい別れがあったとしても
このにおいは消えることはありません
あなたがどんな悪女になっても
このにおいは消えることはありません
そうこれは私たちだけのにおいなのです
毎日毎日かぐことはできませんが
たまにあのときというお香に火をつけています



youさん。おはようございます。
今日も『youに捧げる宝物』を届けたいと思います。
人は皆、なにかゴソゴソしています。
ゴソゴソしすぎて休むのを忘れてしまいます。
それではいけませんよね。
たまには休みましょ~
と思いつつ綴った詩『ちょっと一服』をどうぞ。
ちょっと下品ですみません


『ちょっと一服』

崩れそうな神社の下で
ちょこんと座り
ちょっと一服
デュエットしているセミとスズムシ
遠慮がちに落ちている木の葉
なでるように通っていく海風
好き放題に生えている雑草
そこでおならを一発
プゥー
あー うまかった



youさん。こんにちは。
今日はちょっとふざけた感じで…
youさんにはまだ10年ぐらい早いけど
三十路という人生の通過点があります。
このとき人は悲劇が襲ってきます。
どうかこの悲劇に負けないように今から準備していても遅くはないですよ~
それでは『Gパンの悲劇』をどうぞ。
この詩はリズムに乗って一気に読んじゃってください


『Gパンの悲劇』

今日は久々のツーリング
Gパンはいて出発だ
ん~きつい Gパンの悲劇
昨日は久々のバッチングセンター
空振り 打てない たかが二十球
ん~きつい Gパンの悲劇
そういえば最近………
腰周りが大きい ん~きつい Gパンの悲劇
ビールより焼酎 ん~Gパンの悲劇
油より醤油 ん~Gパンの悲劇
食ってすぐ寝る ん~Gパンの悲劇
バイク乗って手がつる ん~Gパンの悲劇
筋肉痛は数日後 ん~Gパンの悲劇
腕立伏せきつい ん~Gパンの悲劇
思い出がいっぱい ん~Gパンの悲劇
昔はよかった ん~Gパンの悲劇
子供がかわいい ん~Gパンの悲劇
たまに寂しい ん~Gパンの悲劇
周りは年下 ん~Gパンの悲劇
ヒーローも年下 ん~Gパンの悲劇
来年三十 三十路? ん~Gパンの悲劇
男は三十から いやいや ん~Gパンの悲劇
同級生はおじさん ん~Gパンの悲劇
階段嫌いだ ん~Gパンの悲劇
汗かくとだるい ん~Gパンの悲劇
夏は暑い ん~Gパンの悲劇
冬は寒い ん~Gパンの悲劇
口が巧みだ ん~Gパンの悲劇
ものはいいよう ん~Gパンの悲劇
うそをついた ん~Gパンの悲劇
かしこくなった ん~Gパンの悲劇
Gパンの悲劇 Gパンの悲劇 Gパンの悲劇
これからも生まれてくるGパンの悲劇
ん~Gパンの悲劇



youはひとつひとつ丁寧にコメ返しをしてくれた
そして、あもんのブログにもコメをくれるようになった
高校生だったyouと16年前高校生だったあもんの
公開交換日記が始まった
恐らくブログを始めていなければこの出逢いは無かったであろう
ネットの海原に広がる無限の出逢いに驚いた

顔も声も知らない人と人
想いを共感し 認め合い 成長していく
ぬくもりの無いと言われるネットの世界で
何故、こんなにも温かいのであろう
それが
『ことばの力』なんだ!
文字と文字との出逢いはたまらなく温かい
何故、人は文字を綴る
それは自分を伝えたいから
何故、人は文字を読む
それはあなたを感じたいから
そして二人は笑顔となる