神様は何故 男と女を創ったのだろう
アダムとイブは何故 恋をしたのだろう
男と女がいる限り終わらないラブストーリー
喜怒哀楽はラブストーリーに欠かせないスパイス
みんなスパイスもっているもん
みんなイズムもっているもん
みんなハッピーほしいもん
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あもんが独断と偏見で語るこの女性論
決して参考にしないでください
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主張します!「女性の奥儀」
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毎日の日課 買い物
19:30頃が狙い目である
なぜなら惣菜の割引タイムであるからである
2割引き、運良ければ半額、びっくりするぞ!オール100円など
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そんなあもんが毎日行くスーパーで
ひときわ笑顔が輝く女性がいる
レジを打つ彼女はバーコードを通す前に必ず笑顔になる
老若男女に対して笑顔になる
行列ができて動く手が素早くなっても笑顔が必ず出る
そして彼女は
少し上目使いに笑顔するという高等技術を持っているのだ
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そんな彼女に気づいたあもんは彼女のレジに向かった
今日のお客さんは少しまだら‥
今日の彼女の笑顔には焦りは無かった
『ピッ ピッ 761円になります』
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『えっと‥小銭はあるかな‥あるある‥』
『くそッ!50円じゃなくて100円玉じゃないか!』
『1円しか出されんじゃん 小銭が増えるベクトルに向かっとるな‥』
なんてもう一人の自分と話しているモタモタあもん
あもんの後ろには次のお客さんが並んでいた
『じゃ~1001円』そう言ってお金を差し出したとき事件は起こった
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なんとあの笑顔の女性がいつの間にか
僕の食材をレジ袋の中に入れてしまっているではないか!!
ほんの数秒の早業である
このスーパーはお客がレジに並ぶことが多く
この手のサービスは今まで味わったことがなかった
全くもって不意をつかれたあもんは思わずこう言ってしまった
『ありがとうございます‥』
そのとき笑顔女性はもうレジ袋の押さえ部分をテープで接着するとう最終段階にきていた
すると、笑顔女性も不意を突かれたのか
あもんの一言に『ハッ!』と手元が滑った
そしてちょっぴり短かったセロハンテープは見事に空振りをした‥
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そして事件は起こった‥
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なんと彼女はいつもの輝く笑顔とは趣の違う
『ハニカム』という高等笑顔の技を繰り出したのだ!
ハニカムとは少し照れながら、決して目を合わさず、うつむきながら笑うという技だ
むろん対戦相手は真正面から見ることができない
しかもその女性は八重歯である
あの笑うとキラッと光線を発射する八重歯である
八重歯かわいい信仰が蔓延している
日本国にとって
八重歯笑顔ハニカミ八重歯
は最高級の技である
この技に立ち向かう男の術は皆無と言っても過言ではない
技をかけられた男はもう幼児が初めて出会った人に興味を持つが如く
“ガン見”をしてしまうしかないのである
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『すみません‥』
なぜか彼女は謝るのである
僕はメデゥーサに睨まれた如く石になっていた
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そして、また、事件は起きたのである
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スカッたテープを彼女は諦め次のセロハンテープに手を差し伸べた
引っ張った瞬間
今度はなんと
長すぎたのだ!!
テープを切る力が少し足りなかったのか
テープは跡を残しつつ『ビー~ー~』と引き伸ばされていった
彼女のハニカミ度は最大限になり
僕の最高瞬間視聴率は第1位を記録した
そして、出たのである
あの奥儀が出たのである
女性神拳
奥儀
『ハニカミ八重歯赤ら顔』
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この技をかけられた男はもうこう言うしかない
『かわいい‥』
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彼女はどう見ても僕より年上で奥様である
家族に尽くす奥様である
しかし奥様だって独身男性を一発KOする技を出すのである
男性諸君!
油断は禁物だ‥
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ノックアウトされたあもんはこの『かわいい奥様』には声をかけるということはしないだろう
この技の全ては無意識の技であるからだ
世の中にはこの技を“意識”して繰り出す女性もいると思うが
男達は気付くのである
意識していると気付くのである
女性諸君!
この奥儀は修行して得られる技ではない
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そしてあもんは明日もあのスーパーに行くこととした
2009年3月記 あもん御年34歳