波の音 | あもん ザ・ワールド

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君へと届け 元気玉

波の音に耳を澄ましたことがありますか

そんな質問をする人は

失恋を波に流した人である

海に佇む男女はいつしか口をつぐみ

過去のわたしを愛おしく思う

よせてはかえる単調子に乗せて

あの頃の音色を奏で合わす

 

サザンの「TSUNAMI」を僕はこう解説する

 

好きという純水はいくら押えても流れていく

好きという火種はいくら消しても燃えていく

愛してしまった為にさまよう闇で

僕は風に委ねるしかないみたいだ

涙枯れるまで吹かれるしかないみたいだ

あなたに会えても素直になれない

愛しさと侘しさの津波が襲う

雨降りの日は僕もいっしょに泣くんだ

津波が去ったらちょっと強い僕がいるけど

好きだから泣いているのか

微笑んでくれたから泣いているのか

自分は自分だけど分からない

波のように繰り返す

弱気な僕の雨物語

 

失恋レストランで食事をしても

未来予想図でオレンジ色をたくさん描いても

枯れてしまった恋花は

再び咲くことはないだろう

どうせ咲かない花ならば

僕の想いといっしょに波に流そう

僕の涙といっしょに波に流そう

 

泣きたい夜は波に会いたくなる

波には何を委ねてもかまわないのだから…

☆ 

『島国からの贈物』

『波の音』

 

200669日 沖縄県久米島にて

 

絶え間なく続く波の音は

僕の心をさらってくれる

昨日までの

葛藤と憂鬱と

今 つぶやいた

嘆きを

 

 

 

絶え間なく続く波の音は

僕の心に授けてくれる

明日からの

勇気と希望と

今 みつけた

可能性を

 

 

 

絶え間なく続く波の音は

今夜僕をぐっすり眠らせてくれる

 

 

 

 

「かつては球美の島と呼ばれた島 久米島」

 

そんな観光パンフレットを見たとき

 

「ジャロってなんじゃろー」に電話しようと思った

 

 

 

 

 

 

 

 

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