注:この作品は原作を元にした二次創作です。

秋名山から池谷先輩や樹が勤めているガソリンスタンドへ午後4時頃着いた拓海だった。客の邪魔にならない場所に車を駐車し、ピットの方へ向かうと樹が手持ちぶさたに立っていた。

拓海「おう、樹また来たぜ!」

樹「あ、拓海!! また来てくれたのか!」

拓海「仕事中悪いんだけど、池谷先輩いる?」

樹「あ~あのハゲ店長ね、悪いな、今用事で出掛けているんだよ!」

突然背後から聞いたことのある声が聞こえた。

池谷先輩「だ~れ~がハゲ店長だ、樹!!」

樹「ゲッ!! 出掛けてたんじゃないんですか!!」

池谷先輩「今さっき帰ってきたんだよ!! そしたら拓海が入ってくるのが見えたから出てきたんだよ!!」

樹「何とタイミングの悪い・・・」

池谷先輩「あ~!? どうせ俺は昔からタイミングの悪い男だよ!! 真子ちゃんの時だって・・・」

樹「(やべ、昔のトラウマを思い出させちまった!!) すいませんでしたー!!」

池谷先輩「ところで拓海! 一体何の用だ?  もしかして親父さんのことか?」

拓海「いや、今のやり取り見てたら、何かどうでもよくなって・・・アハハ」

池谷先輩「そんなことないだろ! どうせ親父さんのことで来たんだろ? 俺も親父さんがアメリカに行っていることは元店長から今朝聞いてびっくりしてたとこなんだよ!」

拓海「そうなんですか・・・実はそうなんですよ。 あのクソ親父、昔から俺に連絡もしないで勝手な事ばかりして・・・」

池谷先輩「判った!  ちょうど急ぎの用事が終わった事だし、これから夕飯でもどうだ? そこで愚痴でもなんでも聞いてやるよ! 昔話に花を咲かせたいしな!」

樹「じゃ店長、俺も行っていいすよね?」

池谷先輩「あのな樹、お前はバカか!! いくらセルフでも誰も店番が居なくなっちまうじゃねーか!」

樹「確かに・・・じゃあ拓海、俺明日休みだから俺と飯を食いに行こうぜ!」

拓海「悪い、樹! 実は明日の朝にはイギリスへ帰んなきゃいけないんだよ!」

樹「く~!!(くそ~! 俺も拓海と昔話に花を咲かせたいよ~!!)」

拓海「池谷先輩、どこへ飯へ行きます?」

池谷先輩「そうだな~、たまには俺の思い出の店にでも行ってみるか! 俺の車で!」

拓海「思い出の店? あ、悪いんで俺が車出しますよ!」

池谷先輩「そうか・・・ま、何十年ぶりかで拓海の隣に座るのも悪くないか・・・じゃ頼むよ!」

樹「・・・・」

池谷先輩「じゃあ支度してくるから、ちょっとここで待ってくれ!」

拓海「 はい!」

樹「拓海お前、池谷店長の思い出の店って知ってるのか?」

拓海「いや知らないけど、たぶん昔真子さんと行った店かもな・・・」

樹「はは~ん・・・(ニヤニヤ)」

拓海「ん!? 樹、何にやついてるんだよ! 気持ち悪いな~!」

樹「むふふ・・・なんとでも言え!!」

拓海「?」

続く。