ボンドがロボコの背中に乗って公園に向かっていた時、公園には友達のガチゴリラとモツオがボンドが来るのを待っていた。
ガチゴリラ「ボンドの奴、来るの遅いウホ!!」
その言葉に反応して自分の高級腕時計を見るモツオ。
モツオ「ガチゴリラ、まだ集合時間の5分前だよ!」
ガチゴリラ「人と待ち合わせするときは、5分前には来ているのが常識だウホ!!」
モツオ「それはそうだけど・・・(子供が言う台詞では無いけど・・・)」
ドガガッーーン!!
モクモクモク・・・砂場の砂が盛大に飛び散り、砂煙が舞い上がった。
ガチゴリラ「ウホー、何が起こったウホ!?」
モツオ「ガチゴリラ、何んか空から落っこちたみたいだよ!!」
視界が晴れて来ると、砂場には上半身を砂にめり込ませた人影が見えた。だがそいつは下半身はパンツ一丁だった。
モツオ「ガチゴリラ、大変だ!! 人が空から落ちて来たんだ!!」
ガチゴリラ「おう! モツオ、早く助けるぞ!!」
ズボッ!!
ガチゴリラは砂場に走って行くと、砂にめり込んだ奴を引っこ抜いた。
ガチゴリラ「ウホ!?」
モツオ「あっ!? ボンドじゃないか ー!!」
ガチゴリラ「さすがだボンド! 集合時間前だウホ!!」
モツオ「ん!? ガチゴリラ、そんなことに関心してる場合じゃないよ!! ボンド、気絶してるみたいだよ!!」
ガチゴリラ「や、やばいウホ!! ボンド息をしていないウホ!! 人口呼吸するウホ!!」
ガチゴリラは地面にボンドを寝かせ、心臓マッサージと人口呼吸をしようとした。(注:ガチゴリラの実家は動物病院であり、日頃から救急処置の訓練もしていた)
ガチゴリラ「ウーホ、ウーホ 次は人口呼吸だウホ!」
ガチゴリラが人口呼吸をしようと唇を伸ばしてボンドの顔に近付いた瞬間!
ロボコ「ご主人様~!!」
ドガーン!!!
ガチゴリラ「ウホー!!! 🌠キラリ」
モツオ「ガチゴリラ~!!」
ロボコが空から飛んで来てガチゴリラに衝突したのだった。ガチゴリラは遠くまで吹っ飛ばされ星になった。
ボンド「ごほっごほっ!! あれ!? なんで僕は地面に寝てるんだ!」
ボンドはさっきの衝撃で意識を取り戻した。
ロボコ「ロボコ、勢い余って公園にご主人様を落っことしちって~! テペ🖤」
ボンド「僕は爆弾投下か!!」
ロボコ「そうそうご主人様、はいこれ!!」
ボンド「ん、ズボン!? あ~、僕っていつの間にかパンツ一丁じゃないか~!! 恥ずかし~!!」
ロボコ「ご主人様ったら、途中でズボン脱げたの気がつかないから、ロボコ拾っておきました!!」
ガチゴリラ「何はともあれ、ボンドが意識を取り戻して良かったウホ!」
モツオ「ガチゴリラ! どうやってこんなに早く戻れたの!?」
ガチゴリラ「ロボコに吹っ飛ばされて看板にぶち当たった後、反動で戻って来られたウホ!」
モツオ「マジで・・・」
ロボコ「そんなことより、みんなが集まったことだし、早く遊びましょうよ~!!」
ボンド「ロボコ、切り替えが早いな・・・」
「あっ、ボンド君~!!」
ボンドがいつものように呆れた時、遠くから女の子の声が聞こえた。 その声の主はボンドが好意を寄せているマドカ(円)ちゃんだった。どうやらモツオの家のオーダーメイドであるメイコも一緒のようだ。


マドカ「おはよー!! メイコちゃんと公園の横を通ったら、ボンド君が見えたんで思わず声掛けちゃった!」
メイコ「ボンド様、ガチゴリラ様、モツオ様、ロボコちゃん、おはようございます!!」
パタパタ・・・スカートの端を手で持ちながら走り寄って来るメイコの可愛さにメロメロになる男の子達。 それを見たロボコは・・・
ロボコ「ムキ~!! 何よ!! ちょっとぐらいカワイイからって、調子に乗ってんじゃないわよ~!!」
ロボコは涙を流して悔しがった。

マドカ「まあまあ、ロボコちゃんもカワイイんだから~、そんなに落ち込まないで!!」
ロボコ「心の友よ~!!」
ガシッ! ロボコは感激のあまり、マドカに抱きついたのだった。
マドカ「まあ、ロボコちゃったら~!」
ボンド「それはそうと、なんでメイコがマドカちゃんと一緒にいたの?」
マドカ「実は今日、都内でモデルの仕事があるんだけど、両親に急用が出来ちゃて一緒に行けないから、モツオ君に頼んでメイコちゃんに来てもらったの!」
モツオ「最近、この辺でも誘拐とか物騒になってきたからね、万が一の為さ!」
マドカ「あっ、こんなことしちゃいられないんだった! 電車に間に合わなくなっちゃう!!」
ロボコ「それなら、ロボコが空を飛んで駅まで送って行きますよ~!!」
ボンド「ロボコ、それは止めてくれ!!」
ロボコ「ご主人様、なんでですか~?」
シュ~・・・ パッ!!
ロボコから空気が抜ける様な音が鳴ったと思ったら、 弱小ロボコ(蚊とんぼ膝ロボコ)に変わってしまった。
弱小ロボコ「あっ!!」

メイコ&ガチゴリラ&モツオ「えっ!?」
弱小ロボコ「飛ぶのにエネルギー使い過ぎちった! テペ🖤」
マドカ「誰なの!? ロボコちゃんはどこに行っちゃたの?」
弱小ロボコ「ここに要るのが、ロボコですけど・・・」
マドカ&メイコ「え~!!」
ボンド「あっ、マドカちゃんとメイコは初見か! こ、これはロボコであってロボコじゃないというか・・・」
弱小ロボコ「ご主人様、酷い!! こんな貧弱な膝だからってぇ!! 私の事、嫌いになっちゃたんだー!!」
ボンド「いや、そんな恋人の口喧嘩みたいなこと言われても・・・僕はこっちの方が良いんだけどな・・・」
マドカ&メイコ「ロボコちゃん、カワイイ~!!!」
弱小ロボコ「えっ!? こんな貧弱な膝でも~!?」
ボンド「なんで膝が基準?」
ガチゴリラ「なんでみんな驚くウホ? ロボコの可愛さは変わってないウホ!!」
ボンド「いつも思うけど、ガチゴリラの美的感覚が謎だよ!?」
弱小ロボコ「あ、でもこの貧弱な膝だと空が飛べない! どうしよう?」
ボンド「膝、関係なくない?」
モツオ「何も飛ばずにおぶって走ればいいんしじゃないかな!」
ボンド「いや、それじゃあいくらなんでも間に合わないでしょ!」
モツオ「ボンド、まあ見てなって! メイコもロボコに付いていってくれ!」
メイコ「はい、ご主人様!」
ボンド「!?」
弱小ロボコ「マドカちゃん背中に乗ってください!!」
マドカ「お、お手柔らくね、ロボコちゃん!」
マドカは跪いているロボコの背中に恐る恐る乗った。
弱小ロボコ「それじゃあ、マドカちゃん行くよ~、しっかりつかまってなよ~!!!」
マドカ「は、はい!!」
ドギューン!! ダッダッダッダッ!!!
マドカ「うわっ!? は、速い!?」
ブワッ!! 凄い風圧でボンドは思わず尻餅を付いてしまった。
ボンド「な、なんであんなに走るの速いんだ!!」
メイコ「それではご主人様、皆様、ごきげんよう!!」
ピュー!! ダッダッダッダッ!!
弱小ロボコの後を追うようにメイコも走り去ってしまった。
ガチゴリラ「メイコもロボコと同じ位のスピードだウホ!!」
ボンド「ウソ~!!」
モツオ「何だ、ボンド知らないのか? オーダーメイドは緊急避難の為に、時速50キロの俊足モードが標準仕様で付いてるんだぜ!」
ボンド「知らなかった・・・オーダーメイドって普通に凄い・・・」
それから5分後・・・
弱小ロボコ「マドカちゃん、駅に着きましたよ~!!」
マドカ「ヒャ~!! ロボコちゃん、足速~い!! あれぇ!? ここって道の駅なんだけど~!?」
弱小ロボコ「えっ!? 駅って言うから・・・!?」
マドカ「も~、どうしよう!! もう電車に間に合わないよ~!!」
すると、少し遅れてタクシーがマドカの近くに来て止まった。
ガチャ、後ろのドアが開いた。
メイコ「マドカちゃん、乗って!!」
弱小ロボコ「メイコ、何で!?」
メイコ「ロボコちゃんが勘違いしているの途中で分かったんですけど、追い付かなくて途中でタクシー拾いました!」
弱小ロボコ「う~、このままじゃ、ご主人様に会わせる顔が無いわ! ロボコも一緒に行く!!」
弱小ロボコもマドカとメイコと一緒に都内のスタジオにタクシーで向かったのだった。
それから5時間後のボンドの家の2階では・・・
ロボコ「ただいま~、今戻りました~!!」
ロボコは通常ロボコに戻っていた。

ボンド「あっ、ロボコ!! どこに行ってたんだよ? マドカちゃんを送りに行ったきり戻ってこないんだもん! それに普通のロボコに戻ってるし・・・」
ロボコ「ご主人様、すみません。これには訳が・・・うふっ!」
ボンド「なんだよ、ニヤけちゃて~!!」
ロボコ「ロボコ、モデルデビューしちゃいました~!!」
ボンド「え~!! なんで~!?」
ロボコ「実はロボコ、訳あってマドカちゃんと一緒にスタジオまで付いていったら、雑誌の編集長にスカウトされたんです!! でもロボコ、膝が貧弱で恥ずかしくて・・・」
ボンド「そ、そうか・・・(蚊とんぼ膝ロボコって、とってもカワイイもんな~!! でもなぜか本人は全然気が付いていないんだけど・・・なぜだろう?)」
それから一ヶ月後、マドカと弱小ロボコがモデルとして載ったティーンエイジャー向けのファッション雑誌が売り出され、ロボコは彗星のように現れた美少女モデルとして大評判となりリクエストが殺到した。 しかし、ロボコは次の撮影に通常形態で行ってしまい首になるのだった。
終わり。
おまけ(蚊とんぼ膝ロボコ&メイコギャラリー)


※画像は、少年ジャンプ掲載漫画「僕とロボコ」及び、テレビアニメ「僕とロボコ」及び、「ユニオンアリーナ UA09BT/BTR-1-070 蚊トンボ膝ロボコ (SR スーパーレア) ブースターパック 僕とロボコ」より引用しました。