注:この作品は原作を元にした二次創作です。
ボンドとロボコ(通常ロボコ)
蚊とんぼ膝ロボコ(弱小ロボコ)

あるうららかな日曜日の朝、ボンドはスヤスヤと寝ていた。

弱小ロボコ「ご主人様~!! 朝ですよ~!! 起きてくださ~い!!」

ボンド「う~ん・・・今日は日曜日だろ~、ロボコ、もうちょっと寝かせてくれよ~!!」

ボンドは頭から布団を被った。

弱小ロボコ「も~、ご主人様ったら~!! もう8時ですよ、早く起きてくださ~い!!」

ボンド「はっ!? そのカワイイ声は、蚊とんぼ膝ロボコじゃないか!! こうしちゃいられないや、早く起きなきゃ~!!」

ガバッ!! ボンドは布団を放り投げ飛び起きた。
ロボコ「あっ、やっと起きた~!! おはようございます! ご主人様!!」

ボンド「あっ!? なんだよ~、普通のロボコじゃないか~!! 蚊とんぼ膝ロボコだと思ったのに~!! 起きて損した~!!」

ロボコ「ご主人様、何言ってんですか~!! 大体、蚊とんぼ膝ロボコって何ですか?」

ボンド「えっ・・・あっそうか! 蚊とんぼ膝ロボコって僕がそう呼んでいただけだった・・・でも、なんでさっきロボコの声が蚊とんぼ膝ロボコの声に聞こえたんだろう・・・気のせい?」

ロボコ「そんなことより、今日は朝からお友達と遊ぶ約束してませんでしたっけ?」

ボンド「あっ、そうだった!! ヤバイ!! 早く着替えて朝飯食べなきゃ!!」

ボンドは素早く着替えて、1階に降りていった。ダッダッダッ!!

ママ「あら~、ボンドおはよう!! なかなか起きないから、ロボコちゃんに起こしに行ってもらっていたのよ! ありがとう、ロボコちゃん!」

ロボコ「どういたしまして~!!」

ボンド「ママ、急いでいるんだ! 朝食は用意出来てる?」

ママ「もちろんよ、でもその前に顔を洗いなさい! ヨダレの後が顔についているわよ!」

ボンド「えっ、ほんとに~!?」

ボンドは洗面所へ走って行き顔を洗い、その後トイレに行ってから戻ってきた。

ボンド「あ~、もう8時15分だ! 公園に8時半に集合だから、ゆっくり朝食なんか食べてたら間に合わない~!!」

ロボコ「大丈夫ですよ、ご主人様!! ロボコが空を飛んで送って行きますから! 5分もあれば着きますから、あと10分はありますよ!」
ボンド「えっ、ほんと!? それは助かるな~!! それじゃあ、お言葉に甘えようかな~!」

ボンドはテーブルに着き、バターが塗られたトーストを食べ始めた。
それから8分後、ボンドはトーストを食べ終わり、牛乳を飲んでいた。

 ロボコ「ご主人様!! そろそろ時間だから行きますよ!!」

ボンド「あっ、そうだね! 牛乳を飲み終わるまでちょっと待って!」

ママ「ボンド、車には気を付けるよ!」

ボンド「大丈夫だよ、ロボコに乗って空を飛んで行くから!」

ママ「乗るって・・・ボンド、ロボコちゃんにエッチなことしちゃだめよ!!」

ボンド「し、しないよ~!!」

ボンドは牛乳を飲み終わると、玄関に向かい後からロボコも付いていった。
ボンドが運動靴を履き玄関から出ると、ロボコが道路でしゃがんでおり、おんぶの体制をとっていた。

ロボコ「 ご主人様、早く私の背中に乗ってください!!」

ボンド「分かってるって!!(なんて広い背中なんだ・・・)」

ボンドはロボコにしがみついた。

ロボコ「それじゃあ行きますよ、ご主人様!!」

ボンド「おー!!」

ドギューン!! ロボコはツインテールのプロレラ飛行では無く、孫悟空のように火の玉となって飛んだのだった!
ボンド「ギャッ~!! 下に落ちる~!!」

後編に続く。

おまけ(蚊とんぼ膝ロボコギャラリー)

 ※画像は少年ジャンプ公式サイト「僕とロボコ」及び、テレビアニメ「僕とロボコ」より引用しました。