注:この作品は原作を元にした二次創作です。
中学卒業式を終えたまひろは、熱を出してしまい、風邪薬を飲んで寝込んでしまったが・・・
ピピピピ・・・
まひろ「ん~あ! アラーム煩い!」
ポチ!
6時半のアラームを止めたまひろだった。
まひろ「あっ! 今日から学校行かなくていいんだった! 寝よ寝よ!」
ぐあ~!
二度寝するまひろだったが・・・
ピンポーン! ピンポーン!
玄関のインターホンが鳴った。
まひろ「んあ~!! たく、誰だよー! こんな朝早くー!! ゴホッゴッホ! なんか喉の調子がおかしいみたい! やっぱ風邪か?」
タッタッタッ・・・
階段を下りてインターホンを確認するまひろ。
まひろ「ゲッ!! もみじ達じゃん!!」
ドンドン!!
ドアを叩くあさひ!
あさひ「まひろーん!! 出てこーい!! 居るのは分かってんだぞー!!」
もみじ「ちょ、ちょっとあさひ! 何やってんの!!」
あさひ「へっ!? この間兄ちゃんと観た昔のドラマで、こうしてたぞ!」
みよ「そのドラマって・・・ミナミの帝王かしら?」
なゆた「サラ金の取り立てなのです!」
まひろ「あー!! 今何時だ!! ゲッ!! もう10時過ぎじゃん!!」
まひろは昨日のラインで、もみじ達との待ち合わせで、10時に自宅へ迎えに来る事になっていたのだ。
まひろ「やばっ!! 取りあえず、もうちょっと待ってもらわなきゃ!」
ガチャ!
まひろはパジャマ姿でドアを開けた。
まひろ「ごめんね~!! 今起きたのー! もうちょっと待っててくれるー?」
もみじ「えっ、どなたですか!?」
もみじ達の顔は明らかにおかしかった。
まひろ「ん!? もみじ、まひろだよー!!」
あさひ「お前も、まひろんという名前なのかー?」
みよ「はっ!! もみじちゃん、もしかして、まひろちゃんのお兄さんじゃない!」
もみじ「あっ!! そうだ!! まひろちゃんのお兄ちゃんだ!!」
もみじは以前 、まひろの高校時代の卒業アルバムを見て顔を知っていた。
まひろ「お兄ちゃん? みんな何言ってるんだよー!!」
思わず手を伸ばしたまひろは、パジャマの袖がつんつるてんになっていることに気が付いた。しかも、下半身を見るとテントが張っていた。
まひろ「んギャー!!」
ドタドタドタ!!
まひろは振り返って、二階へ行ってしまった。
もみじ「まひろちゃんのお兄ちゃん、行っちゃったね!」
あさひ「まひろの兄ちゃん、チンチンたっ・」
みよ「ワー!! あさひちゃん、それ以上言っちゃダメー!!」
なゆた「緊急事態発生なのです!」
ガチャ!
まひろはみはりの部屋を開けた。
まひろ「みはりー!! やばいよー!!」
シーン・・・
まひろ「居ない! こんな時にー! はっ、そうだ!」
まひろはすぐに自分の部屋へ駆け込んだ。
まひろ「この間、みはりからクスリを貰っていたの思いだした! 早く探さなきゃ! あ、いや、その前に鏡だ!」
姿鏡を見るまひろ。
まひろ「おーまいがー!! なんてこったい!! 完全に男に戻ってるじゃないかー!! どうしてこうなった!?」
ガサガサガサ・・・
まひろは急いで、部屋の中で女の子になる即効性のクスリを探した。
まひろ「あった! ってこれ! 遅く利くヤツじゃん! これじゃ誤魔化せないよー! やばい!!」
なゆた「お探しものはこれですか?」
まひろが後ろを振り向くとなゆたが即効性のクスリを持って立っていた。
まひろ「それー!! 助かったー!! なゆちゃん、ナイス!!」
ゴクゴクゴク!
まひろはなゆたからクスリを受け取るとすぐに飲んだ!
シュワワワ・・・
まひろの背丈はみるみる縮んでいった。
あさひ「まひろーん!! いるのかー!」
痺れを切らしたあさひが叫んでいた。
トントントン・・・
まひろがなゆたを引き連れて階段から静かに下りてきた。
まひろ「あら! あさひさんにもみじさん、それにみよさん、ご機嫌よう! 何の御用かしら? おほほほ!」
もみじ「まひろちゃん! おはよー!! さっきびっくりしたよ! まひろちゃんのお兄ちゃんが出たから!」
みよ「何の御用じゃ、ないよー!! 今日、お店で卒業旅行の打ち合わせするって約束したじゃない!」
まひろ「あーら、ごめんあそばせ! すっかり忘れてれておりましたわ! おほほほ!」
あさひ「まひろん、なんか話し方が変なんだぞ!」
まひろ「そんなこと、ないのでござざっ・・・アイタっ!! 舌かんだ!」
もみじ「もー、まひろちゃん、寝坊誤魔化そうとするからだよー!!」
まひろ「バ、バレてたかー!! ははは・・・」
あさひ「まひろんの兄ちゃん! カッコいいなー!! ウチの兄ちゃんとどっちがカッコいいか今度勝負だぞ!!」
みよ「ねえ、まひろちゃん! お兄さん帰ってたんだね! 初めて会ったから、最初気が付かなかったよ!」
まひろ「あー、兄ちゃんね! えーとえーと、実は昨日帰ってきたんだ! だ、大学が春休みになったとか、なんとか・・・ふー」
もみじ「へー、そうなの。 わたしも写真では見たことあったけど、会うの初めてだったから、ちょっと驚いちゃった!」
まひろ「そうなんだー!(棒)」
もみじ「まひろちゃん、 ここで待っているから早く着替えておいでよ!」
まひろ「あ、いやなんか昨日から熱あってー、今日は遠慮していい? 卒業旅行の行き先とかは、みんなで決めていいから~!」
もみじ「えっ、何? まひろちゃん、風邪でも引いちゃたの?」
まひろ「いや、風邪じゃないと思うんだけど・・・」
あさひ「まひろん、医者行った方がいいぞ!」
まひろ「多分クスリ飲んで寝てれば治ると思うから、みんな心配しないで!」
みよ「引き始めは葛根湯が利くっていうよ!」
あさひ「カッコンコーって、コケコッコーの仲間か!?」
みよ「もー、あさひ違うよ!」
アハハハハ!
もみじ「それじゃ、まひろちゃん、お大事にー!!」
もみじ達は帰っていった。
なゆた「何とかギリギリ誤魔化せたのです!」
そのころ、緒山家では・・・
ガチャ!
トイレから誰かが出てきた。 みはりだった。
みはり「なんか、外がバタバタしていて、出るに出られなかったよー!!」
続く。