注：この作品は原作を元にした二次創作です。
ハチベえが巴マミにボコボコにされていた頃、亜空間で死闘を繰り返してきた志筑御前と巴御前の決着はどうなったのだろうか・・・
志筑御前「グワッ～！！くそっ！！おのれ巴御前め、またしても我らの計画の邪魔立てを・・・このままで済むと思うなよ！！」
巴御前「フフフ・・・私の相手をするにはまだ千年早かったようね。ところで、あなた方の計画って何でしだっけ？」
志筑御前「ガクッ！！あのな～、忘れたのか！！ 我らの計画とは、黄金帝国ムーの復活よ！！」
ピッシュ！！
無数の光線が志筑御前の身体を突き抜けた。
志筑御前「うっ！？」
シュワ～ン！！
志筑御前の身体は霧散して消えてしまった。
巴御前「こ、これは・・・誰がやったの？」
「僕だよ！」
巴御前「キュゥベえか！！どうしてこんな事をする！！」
キュゥベえ「いいじゃないか、どうせ君も志築御前にとどめを刺すつもりだったんだろ。と言っても、所詮君らは実体の無い精神体だから、そのうち復活するだろうけどね・・・」
巴御前「役立たずは即座に廃棄ということか・・・感情の無いお前達らしいよ！だけど私の目は誤魔化せないわ！！余計な事を喋らせない為に消したな！！」
キュゥベえ「何のことだい？」
巴御前「とぼけるな！！志筑御前は志筑仁美に乗り移り、ある計画を実行していた。それはお前と結託し、美樹さやかが慕っている男を奪い取り、絶望させることで魔女化させる計画だったはず！！」
キュゥベえ「何だ、知ってたのかい？」
巴御前「我は精神体だからね。他人の思考を読み取ることなどたわいのないこと・・・」
キュゥベえ「では、美樹さやかを何故魔女化させる必要があるか君は知っているのかい？」
巴御前「もちろん！彼女はまだ知らないが、彼女はかつてこの地で栄えたムー帝国の王女、人魚姫ミューの生まれ変わりだった。この日本でムー帝国を復活させる為には、彼女をムー国王の正当な後継者として覚醒させる必要があった。そのための魔女化であろう。しかし、解せないのは、ムー帝国の復活にお前達インキュベーターが何故手を貸したかだ！！」
キュゥベえ「・・・それには答えることは出来ないが、そのうち否が応でも君にも判ることになるよ。もう手遅れなんだ！」
巴御前「それはワルプルギスの魔女の出現に関係あることだな・・・」
キュゥベえ「そうだ、そこで美樹さやかは、必ず魔力を使い果たし魔女化する。そして鹿目まどかも同じく魔力を使い果たして魔女化するはず・・・仮死状態の美樹さやかを助ける為にね。そして全地球人の絶望の始まりだ！」
巴御前「・・・そこまで聞けば馬鹿でもお前らの企みは判る」
キュゥベえ「あっ！バレては仕方がない！」
キュゥべえはかなり抜けていた。
巴御前「本当の狙いは鹿目まどか、いや太陽神アポロンの娘、円神(まどかしん)の魔女化による人類絶滅ということか・・・そして、その後ムー帝国を復活させるのだな！！」
キュゥベえ「いや、それは少し違うよ。もし人類を完全に絶滅させたら、もう利用出来なくなるじゃないか！」
巴御前「なる程・・・いかに効率よく全人類を生かさず殺さず、絶望の感情エネルギーを回収し続けるかといった所だな。キュゥべえ、お前達の野望は絶対に阻止する！ところでキュゥベえとやら、お前さんをどう可愛いがってあげようかしら？」
キュゥベえ「えっ！可愛いがってくれるの？ ちょうど背中が痒かったんだ！ほら、掻いて、掻いて～！！」
巴御前「分かったわ・・・」
キュゥべえは巴御膳に背を向けた。
バキッ！ボコッ！バキッ！
巴御膳はキュゥべえをボコボコにした。
キュゥベえ「ありがとう～！！」
巴御前「こやつど変態か！！マジョではなく、マゾだったのか・・・」
キュゥベえ「も、もっと！！」
巴御前「
」
バキッ！ボコッ！バキッ！
キュゥベえ「ああ・・・いい、もっと！！」
巴御前「え一い、気持ち悪いわ！！これでどうだ、ティロ・フィナーレ！！」
ドガガガーン！！巴御前は巴マミの必殺技でキュゥベえを打った。
キュゥべえ「キュぷっぷ～い！！！」
さすがのキュゥベえも吹っ飛んでバラバラになってしまった。
続く。