注:この作品は原作を元にした二次創作です。


 その時、遠くから叫ぶ声が聞こえた。


「鹿目さん、美樹さん、この場所は危険だわ!早く離れましょう!!」


巴マミが向こうから走ってきた。


まどか「あれ、マミさんだ!? 仁美ちゃんとどこかで戦っていたんじゃ・・・」


さやか「どうなってるのコレ?」


ほむら「それは私が説明するわ、まどか!」


さやか「こら、あたしを無視するな!」


ほむら「さっき空間に消えた彼女達は、実体の無い意識体なの。そして巴マミは巴御膳に体を乗っ取られていた・・・」


さやか「はぁー、なにそれ意味分かんない?」


まどか「マミさん、ほむらちゃんの言っている事って本当ですか?」


マミ「体を乗っ取られていたというのは少し語弊があるけど、概ね当たっていると思う。私のご先祖様に巴御膳という名前の人がいるのは前から知っていたし、最近夢の中で話掛けられることも多かったの・・・」


さやか「マミ、体を乗っ取られていたとはどういうことだよ?」


まどか「マミさんを呼び捨て・・・?」


マミ「そうね・・・体を乗っ取られていたというより、私の意識はあったから、体だけ貸していたという感じかも・・・」


さやか「何だそりゃー!!結局、同じじゃねーか!!聞いて損したぜ!!」


まどか「さやかちゃん!また不良みたいなしゃべり方してる!マミさんに失礼だよー!!」


さやか「うっせーよ!!カマトトピンク頭がー!!」


まどか「さやかちゃん酷いよ!あんまりだよ!!エッエッ・・・」


さやか「このアマ、直ぐ泣きやがる!超ウゼェー!!」


マミ「フーン・・・やっと確信したわ。あなた中身は佐倉さんでしょ?」


ギグっ!さやかは一瞬驚いた顔をした。


さやか「え~と何のことかな~?あたし、し~らな~いっと!!」


マミ「とぼけてもダメよ!師匠の目はごまかせないわ!白状なさい!!」


さやか「ばれちゃあ、しょうがない・・・あたしも他人を乗っ取ることが出来る魔法を持っているのさ!!マミ、そう怒るなって!!じゃっな~!!」


マミ「あっ逃げた!もう~、あの子は逃げ足だけは速いんだから~!」


ガクっ、美樹さやかは意識を失ったように座り込んだ。それを見た鹿目まどかはすぐ駆け寄り、美樹さやかが倒れこまないように上半身を支えた。


まどか「さやかちゃん、大丈夫?」


さやか「う~ん、あっ、まどか!あたし、また意識を失っていたみたいでゴメン!!あたしまた失礼なこと言ってたでしょう?」


まどか「ううん、全然そんな事言ってなかったよ、安心してさやかちゃん!」


ほむら「・・・(まどかは優し過ぎる)」


キュゥべえ「変だな~、僕にはまどかに向って、このカマトトピンク頭がー!!って、聞こえたんだけどな・・・」


ほむら「キュゥ~ベ~え!!ちょっとは空気を読みなさい!」


バキューン、バキューン、バキューン!


暁美ほむらの拳銃によって、キュゥべえはいつものように蜂の巣になった。


マミ「ちょっと暁美さん!!所かまわず拳銃を撃たないで!!警察が来ちゃうじゃない!」


ピーポーピーポー!


マミ「ほら、もう見つかったじゃない! みんな急いでここを離れるわよ!!」


さやか&まどか「はいっ!!」


美樹さやかは素早く穴だらけになったキュゥべえとハチベエを両手で掴んだ。


さやか「まどか、ほらキュゥべえ持って!あたしはハチベエとやらを持ってゆくから!」


まどか「分かった、さやかちゃん!」


警察も最近銃声が度々聞こえると住民から通報があってパトロールを強化していたのだ。そしてハチべえも含めて、とりあえず近くのまどかの家に集合して今後の対策を練るという形でその場からは誰も居なくなった。

と思いきや・・・


歩道に倒れていた仁美「さやかさん、まどかさん、わたくしを置いて行かないで・・・バタッ」


続く。