注:この作品は原作を元にした二次創作です。


廊下にはいつもの二人組の男子がおり、まひろともみじの会話を思わず聞いてしまったようだ。


ゆうた「おい、聞いたか? 緒山、進路まだ決まってないみたいだぞ!」


みなと「ああ、下手すると上の高校へ行かないかも知れないな・・・」


ゆうた「そういうお前はどうなんだよ!」


みなと「オレか? オレは当然、上の高校へ 進むつもりだけど・・・」


ゆうた「オレはもし、緒山が他校受験するんだったら、穂月と一緒でそっちへ行こうかと思う・・・」


みなと「おい、マジかよ?」


ゆうた「ああ、マジだぜ!」


みなと「ふーん・・・お前、スケベだな!」


ゆうた「なんでだよ!!!」


みなと「だってお前、高校生になっても、緒山のラッキースケベ狙ってんだろ!!」


ゆうた「おい、バカ!! 女子に聞かれたらヤバイって!!」


さつき「ちょっと男子ぃー!!」


ゆうた&みなと「げっ!!」


みのり「サイテ~!!」


ゆうた&みなと「地獄耳かよ!!」


ギャー!!! いつもの女子にボコボコにされるかわいそうな二人だった。

場面は変わって、放課後自宅に帰ったまひろだったが・・・


まひろ「おーい、みはりー!」


シーン・・・


まひろ「なんだ、いないのか? 進路を相談しようかと思ったんだけどな~・・・おっとブルル!」


二階に上がり、トイレのドアを開けるまひろ。


まひろ「あっ!!」


便器に座っていたのは、なぜか、なゆただった。


なゆた「ちょっと待って欲しいのです!」


まひろ「ごめーん!」


バタン! 急いでトイレのドアを閉めるまひろ。


まひろ「もー、なんで、なゆちゃんがウチのトイレにいるんだよー!! というか、かえでちゃんといい、みはりといい、なんでみんなトイレの鍵閉めないんだよー!!」


キー! ドアを開けて出てきたなゆた。


なゆた「まひろ、お待たせしたのです!」


まひろ「うん、言いたいことはあるけど、とりあえず、させてー!」


バタン! ・・・しばらくしてトイレから出てきたまひろ。


まひろ「もー、なゆちゃん、びっくりしたよー!!ってあれ? いない・・・そういえば、なゆちゃん体調不良とかで午後の授業早引けしてたな・・・」


まひろはてっきり廊下でなゆたは待っていると思っていたが、その場には居なかった。


まひろはとりあえず着替えをする為、自分の部屋へ入って着替えを始めたが・・・PCの椅子に誰かが座っているのに気が付いた。


まひろ「きゃっ!! こんなとこにいた!!」


椅子には、なゆたが座っていた。


なゆた「まひろに話があるのです・・・」


まひろ「なになに!?」


なゆた「実は・・・」


まひろ「え~!!!」


なゆた「まだ、何も話してないのです!」


まひろ「えへへ・・・お決まりということで」


バタン!! 「お兄ちゃんいるー?」


突然、みはりが部屋へ入ってきた。


まひろ「だからお前、ノックしろって!!」


みはり「それどころじゃないのよ!! ってあれ!? お兄ちゃん、なゆたちゃんがなんでここにいるの?」


まひろ「オレが聞きたいよ!」


みはり「ちょっと来てー!!」


ぎゅーっとまひろの耳を引っ張って部屋の外へ出るみはり。


まひろ「あいたたたー!! おいっ!!」


パッと手を放すみはり。


みはり「あ、ごめん! 大変なのよ!」


まひろ「なんだよ、さっきから大変、大変って?」


みはり「例の女の子になる薬なんだけど・・・」


まひろ「ああ、あの悪魔の薬ね」


みはり「悪魔って・・・承認されました!!」


まひろ「なんだよ、承認って??」


みはり「非臨床試験が承認されたのよ!」


まひろ「非臨床試験? なんだそれ?」


みはり「つまり簡単にいうと、今まで動物実験レベルだったんだけど、ステップが上がってヒトへの治験がスタートするの!」


まひろ「!? ・・・ていうことは、オレはモルモットと同じレベル・・・」


みはり「えへへへ・・・研究室には内緒でお兄ちゃんに先行で治験しちゃった!」


まひろ「えへへーじゃないよ、まったく!! 兄をなんだと思ってるんだ!! というか、それ研究室にバレたらマジでヤバイだろ!!」


みはり「大丈夫! 同じ研究室の大学の先輩も共犯者だから・・・」


なゆた「ボクのお姉ちゃんなのです!」


まひろ「わっ、びっくりした! なゆちゃん、横にいたんだ!」


みはり「そうそう、それで私がなゆたちゃんをウチに呼んだの」


まひろ「お前が呼んだのかよ! で、なゆちゃんが何でウチに・・・」


みはり「お兄ちゃんが帰るまで、リビングで待ってて言ってたんだけど・・・」


まひろ「そこはどうでもいいだろ! 落ち着け!」


 みはり「私としたことが、慌てちゃって・・・」


なゆた「ボクから計画を説明するのです。 実はカクカクシカジカ・・・」


続く。