注:この作品は原作を元にした二次創作です。


みよは友達の中でもまひろを一番信頼していた。 誰にも知られたくない百合趣味を唯一打ち明けられる位、趣味が合う同士と思っていたのだ。それだけにまひろが本当は男で女装していたことに気が付いたことは、心の底から裏切られたような気持ちになっていたのだった。


まひろ「みよちゃ~ん!! 待って~!!」


みよ「待たない!! まひろちゃんはわたしを裏切ったんだものー!!」


まひろ「裏切った? どういうこと~?」


まひろは足の遅いみよに追いついたと思った瞬間のことだった。

ザザー、クルッ! みよは急に走るのを止め、後ろを振り返った。


まひろ「うわっー!! 急に止まらないでー!!」


ポムッ!! まひろはみよの胸に顔を激突させてしまったが、巨乳がクッションになり、ぶつかった衝撃は吸収された。(いわゆるラッキーすけべである)


みよ「あっ!! まひろちゃん、大丈夫? まさか直ぐ後ろにいるとは思わなかった・・・」


まひろ「プハー!! 人間エアバックか!!」


みよ「クス! 大丈夫みたい、良かった!」


まひろ「みよちゃん、なんで急に帰ろうとしたの?」


みよ「・・・まひろちゃん酷いよ!! みんなを騙してたのー?」


まひろ「騙した? どういうこと?」


みよ「だって、まひろちゃんって、本当は男の子だったんでしょ!!」


まひろ「えっ !?・・・(バレちゃった!?)」


まひろはうつむき、少し震えていた。 みよはそんなまひろの両手を自分の両手で包み込んだ。


みよ「・・・まひろちゃん、ごめんなさい。

これって差別だよね。 わたし、まひろちゃんがLGBTだとは知らなかったの・・・」


まひろ「は? (・・・つまり、オ○マってことじゃんかー!!)」


みよ「苦しかったよね・・・心は女の子で身体は男の子なんて・・・」


まひろ「いや、わたし身体は女の子で・・・」


みよ「えっ!? じゃあ逆なの? 身体は女の子で心は男の子とか?」


まひろ「そうじゃなくて、いや、そうなんだけど・・・」


みよ「もー、どっちなのー!! わたし何がなんだか分からなくなっちゃった!」


まひろ「わたしも分かんなーい!」


みよ「なんでまひろちゃんまでぇ!? やっぱり、まひろちゃんは男の子なんでしょー!!」


まひろ「いや、違うの・・・(みはりに怪しい薬を飲まされて、成人男性が一晩でJCになっちゃった! てへぺろ(ゝω・)・・・なんて言えないよー!)」


「まひろちゃ~ん!!」


まひろ「ん? みはりー!!」


みはりが 二人の後を追ってやって来た。


みはり「みよちゃん大丈夫? さっき様子が変だったみたいだったから?」


みよ「ちょっと混乱してますけど、もう大丈夫です。 ご心配掛けてごめんなさい」


まひろ「みはり、ちょっと!」


まひろは、みはりをみよから少し離して、内緒話を始めた。


まひろ「やばいぞ! さっきの女装コスプレのウソ話で、オレが男で女装しているって、みよちゃん信じちゃて・・・」


みはり「あぁ、そういうことね。 分かった! 私がなんとかするから」


まひろ「なんとかするって、お前・・・」


みはりはすたすたとみよの後ろに回った。

エイっ! みはりは鋭い手刀をみよの延髄に入れた。


みよ「あっ・・・」バタっ!


みよは気絶し、後ろに倒れ掛けたのをみはりが受け止めた。


まひろ「おい!! お前何やってんだよ!!」


みはり「大丈夫よ! エイっ!」


みはりは今度はみよの両肩を掴んで気合を入れた。 みよは直ぐに気が付いた。


みよ「うーん・・・頭が痛い・・・あれ、ここはどこ? あら~、まひろちゃんにみはりお姉様~!!」


みはり「もうみよちゃんたら、急に転ぶんだもん! 大丈夫?」


みよ「大丈夫です。 あれ、わたし何やってたんだろう?」


みはり「みよちゃん、忘れちゃったのー! まひろちゃんから借りていた本を返しに来てたんじゃない。 本はさっき受け取ったわ、ありがとね!」


みよ「あっ、そうだった・・・わたし夢見てたみたい・・あっ、早く家に帰らなくちゃ! じゃあ、まひろちゃん、みはりお姉様、さようならー!!」


みよは何事も無かったように帰っていった。


まひろ「みはり、お前・・・みよちゃんに何かやったな?」


みはり「えへへ!  ちょっと記憶を操作しちゃった。 みよちゃん、さっきのこと全然覚えていないはずよ!」


まひろ「えへへ、じゃないよ、まったく! お前たまに怖いことするよなー! どこで覚えたんだか・・・」


みはり「でも、助かったでしょ! さあ、早く家へ戻りましょ! お友達も待たせちゃってるし・・・」


まひろ「分かったよ・・・」


続く。