注:この作品は原作を元にした二次創作です。


まひろの家の玄関の外では、みよが呼び鈴を押すかどうか迷ってまだうろうろしていた。


みよ「あーん、どうしよう! みんな中で盛り上がってるみたいだし・・・返すの明日でいいかな~」


とその時、後ろから夫婦と思われる中年男女二人がスーツケースを転がしながら、家の近くまでやって来た。


男「あー、やっと着いた。久しぶりだな、我が家はー!!」


女「そうね、一年半ぶり位かしら。ところで、みはりちゃんに予定日より早く着くって連絡しなくて大丈夫だったかしら?」


男「サプライズというのも、昔あの子達が子供の頃にはしゃいでた時みたいでいいんじゃないかな?」


女「そうね、みはりちゃんのビックリする顔が楽しみだわ。ところでまひろちゃんはまだ引きこもっているのかしらねぇ。」


男「おまえ、いい歳してちゃん付けは無いだろ。もう成人だぞ、 あいつは・・・おまえがそうやってまひろを甘やかすから、引きこもったんじゃないのか?」


女「あら、まひろちゃんが引きこもったの私のせい? あなたがまひろちゃんに大学に行かないのなら働けって、毎日ガミガミうるさく言ったから、すねちゃたんじゃないの?」


男「なんだ、俺のせいにするのか?」


女「なによ! ん!? あれ、そんなことより、玄関に誰かいるわ!」


男「おぉ、ホントだ! 若い女の子みたいだな・・・誰だろ?」


女「あの~、どちら様ですか?」


みよ「わっ!? あ、あの、わたし室崎みよと言います。 まひろちゃんとは同級生で、借りていた本を返しに来て・・・(誰? まひろちゃんのご両親かしら?)」


女「あら、そう・・・まひろにこんなカワイイ友達がいたのね! それとも彼女?」


みよ「え、あ、わ、わ、わたしはまひろちゃんとは親友で・・・(そんな彼女なんて!!)」


みよは顔を真っ赤にして慌てていた。(百合カプ的な勘違いである)


男「こんにちは! お嬢さんはまひろの同級生だったんだね。 高校の時の?」


みよ「いえ、まひろちゃんとは同じ中学で・・・」


男「ああそうか、昔中学生だった頃のまひろと同級生だったんだ!」


みよ「昔? いえ、今まひろちゃんと同じ中学に通っていますけど・・・」


男「なぬ、そんなバカな!?・・・ということは・・・君は現役の中学生で、まひろは今、 同じ中学に通っているということなのー!?」


女「あなた何バカなこと言ってるの! まひろが今更中学に通っている訳ないでしょ! おほほ、ごめんなさいね、この人たら、いつもこんな感じで、騒がしいのよ。ま、そんなことより、こんなとこでなんだから、どうぞ家へ上がってくださいね!」


みよ「はい、じゃあ、お言葉に甘えて・・・(??? この二人はなんでまひろちゃんが中学に通っていることに疑っているんだろう? 知らないのかな?)」


男「???????」


ピンポーン!


お分かりのように、この男女はまひろとみはりの両親である。 予定では来月に帰宅予定だったが、仕事の都合で急遽予定が早まったのだった。


続く。

※一部加筆修正しました。