注)この作品は原作漫画を元にした二次作品です


みはりは自分の部屋から卒アル二冊を抱えてリビングへ持ってきた。


みはり「まひろちゃ~ん、お待たせ~! 

持ってきたよ~!! これでしょう?」


まひろ「お~、これこれ! ありがとう、お姉ちゃん!!」


みはり「も~、いつも調子良いんだから~」


もみじ「え!? なんで、みはりさんが卒業アルバム持ってきたの?」


まひろ「さっき、みはりに聞いたらさぁ、なぜかみはりの部屋にオレ、いや、お兄ちゃんの卒アルがあるということが分かってさぁ」


もみじ「へ~、そうだったんだ! まひろちゃん、早速見ていい?」


まひろ「いいよ~、じゃあ最初は中学からかな」

パラパラとページをめくるまひろ。

「おっ、いたいた!」

中学校の時のまひろのいたクラスの集合写真をもみじに見せるまひろ。


もみじ「え~と、まひろちゃんのお兄さんはどこかな~? あっ! この人じゃない?」

もみじは一人の男性を指さした。


まひろ「正解!! さすがだな~、もみじは!!」


もみじ「エッヘン! でも、まひろちゃんのお兄さんって、やっぱり血が繋がっているんだね~! 髪の色も同じだし、顔もそっくりだもん!」

心なしか、頬を赤らめるもみじだった。


まひろ「(それゃあ本人ですから・・・)」


もみじ「まひろちゃん、まひろちゃん! 次は高校の時の卒業アルバム見せて~!!」


まひろ「そうせかさないでぇ! え~と、どこにいるかなぁ!」

高校の卒業アルバムのページをパラパラとめくるまひろ。

まひろ「あっこれか!って・・・んぎゃ!! (わ、忘れてた~!!悪夢のトラウマが~!)」


もみじ「ど、どうしたの? 何が写っているの~?」 

まひろから強引に卒業アルバムを奪って集合写真を見るもみじ。

もみじ「あっ・・・!」


まひろ「あ、見ちゃだめ~!! 恥ずかしい~!」

そこには、スキンヘッド頭をしたまひろが写っていた。


もみじ「ツルツル・・・はっ! 思わず声に出ちゃった! 何でお兄さんハゲ頭なの!? も、もしかしてイジメ?」


まひろ「いやイジメなんかじゃなくて・・実は卒業写真を撮る前にさぁ、友達と髪の毛を賭けたくだらない賭けをしていて負けちゃったんだよね~! それで友達が髪の毛をバリカンで刈ったんだけど、それが見事に下手くそでさぁ、ボコボコになっちゃったから、床屋にいったらスキンヘッドにされちゃた・・・」


もみじ「そうなんだ~! ん? まるでまひろちゃんが経験したみたいな言い方だね 。

なんで?」


まひろ「あ~~!! いや~、お、お兄ちゃんから耳にタコが出来るくらい何十回も聞かされていてさぁ、覚えちゃた!!(汗)」


もみじ「ふ~ん、でもな~んか、今日のまひろちゃんって、変なんだよな~!」


まひろ「えっ、いや、その・・・久しぶりに昔のお兄ちゃんのこと思い出しちゃってぇ~、あははは・・・はぁ」


もみじ「まひろちゃんって、お兄さんのこと大好きなんだね! 部屋もそのままにしてあげてるし・・・でも、もう片づけたから良いけど、私達まだ中学生なんだからアレ(エロ本)はダメだかんね!」


まひろ「アレはダメ?・・・あ~~~!?

あれはああれあれあれあ~・・・あばばばば」


もみじ「ぷ~!(笑) まひろちゃん、なに言ってるの!」


まひろ「な、なんでもな~い~!! 

・・・でもさすがにあれはダメだよね~!(なんかボロが出てきた~!)」


もみじは焦りまくるまひろを見て微笑んだ 。「うん、そうだね」


まひろ「・・・あの、もみじさぁ、そろそろ家に帰らなくて大丈夫?」


もみじ「う~ん、そうだね~、お姉ちゃんが心配しているかも・・・。お兄さんの写真、もうちょっとじっくり見たいけど、そろそろ帰るね。    まひろちゃん、今日は無理言ってゴメン!!」


まひろ「そんな~気にしなくて良いよ! もみじだったらいつでも大歓迎だから!!」


もみじ「ありがとう、まひろちゃん! そうそう、わたしはつるつる頭のまひろちゃんのお兄さんもカッコいいと思ったよ! なんかブルースウィリスみたいで渋くてカッコいいもん!!」


まひろ「もみじ~!! やっぱもみじは最高~!!」


もみじ「ちょっ!! なんでまひろちゃんが泣いているの~!!(やっぱり、なんか反応が変なんだよね~)」

その一部始終を遠くから見ていたみはり。


みはり「そうか、お兄ちゃんが引きこもった真の原因はこれだったのね・・・そういえば、お兄ちゃんがつるつる頭になった後、引きこもりになったんだった。 でも私はお兄ちゃんがどんな姿になってもずっと大好きだから・・・」


もみじはこの後、紅茶を飲み干してから自分の家へ帰り、まひろは自分の部屋で想いにふけていた。


まひろ「そうか思い出した・・・オレはあの時クラスのみんなにクリリンだのキューピーだのって笑われ過ぎて、トラウマになっちまったんだ! そのショックが原因で引きこもりになっちまった・・・それにしても、もみじって、オレが男に戻っても、好いてくれるのかな? たとえばオレが悪い魔法使いに魔法を掛けられていて今まで女の子の姿に変えられていた~、とか言い張れば信じちゃうかもな・・・中 2で厨二病だけに・・・なんちゃって~!! あははは!! あ、もうこんな時間だ、お風呂入んなきゃ!」


その頃、もみじは自宅のお風呂に入浴中だった。

もみじ「・・・我が魔眼によると、まひろ兄妹は実は同一人物、兄は魔界の呪いにより、少女の姿に変えられた・・・なんちゃって~

はははは!・・・それにしても中学生の時のまひろちゃんのお兄ちゃんって、まひろちゃんって似ていたな~!  クリソツってこういうことを言うのかな? あっ! 高校生の時もクリリン・ソックリでクリソツだ~~!! はははは!!」


その時、たまたま脱衣所にある洗濯機に洗い物を入れに来てたのは、もみじの姉、かえでだった。


かえで「あの子ったら、なんでお風呂で大声で笑っているのかしら・・・変な子」


場面が変わって、緒山家の脱衣所でお風呂に入ろうとパンツを脱いだまひろ。

「あっ・・・ヤバっ・・・忘れてた・・・

みはりに気がつかれないようにお風呂で洗っておこう・・・チーン!」


終わり。


追記)大幅に加筆修正しました。