注)この作品は原作漫画を元にした二次創作です。
カチャン、ガチャ! まひろは自宅のドアの鍵を開け、ドアを開いた。
まひろ「ただいま~!! みはり~いる~!!」
カチャ! リビングからみはりが出て来た。
みはり「あ、お兄ちゃん!! お帰り~!!」
注)みはりには、まひろの後ろにいるもみじが見えてません。
もみじ「(お兄ちゃんって!? なんで・・・?)」
まひろ「バ、バカ!! (以下小声)
お兄ちゃんはまずいだろ! 今日はもみじを連れてきてんだよ~!!」
みはり「えっ!? それを早く言ってよ~、おに・・じゃないまひろちゃん!!
ゴッホン! あら~、もみじちゃんじゃない! いらっしゃい!!(汗)
もみじ「こ、こんにちは~! お、おじゃましまーす!」
なんか動きがギグシャクするもみじ。
まひろ「え~と、お、お姉ちゃ~ん! お茶とお菓子を用意してくれるかな~?」
みはり「ええ、喜んで~!!」
まひろ「どこかの居酒屋か!!」
もみじ「あははは~! まひろちゃん、みはりさんって面白いね~!!」
まひろ「そ、そうだね~! さっきの“お兄ちゃん”ていうのも、ギャグだから~!!(汗)」
みはり「そ、そうなの~! あはは・・・(汗だらだら) そ、それじゃぁ、リビングへどうぞどうぞ~!」
リビングのソファに隣同士で座るまひろともみじ。
もみじ「まひろちゃん、わたしなんか迷惑掛けたみたいでごめんね・・・」
まひろ「いいの、いいの~! 気にしない、気にしない~!!(棒)」
もみじ「・・・(なんかまひろちゃん、今日はいつもより変かも・・・)」
リビングへ、紅茶を淹れたティーカップと皿に盛ったクッキーをみはりがお盆に載せて持ってきた。
みはり「もみじちゃん、はいどうぞ!」
コトン! みはりはティーカップを優しくテーブルへ置いた。
みはり「お、いや、まひろちゃんもどうぞ~!!」
ドン!!ぴちゃっ!! みはりは乱暴にティーカップを置いたので、紅茶が少しこぼれてしまった。
まひろ「お、おい!(そんなに怒ることないだろ~・・・)」
みはり「あらぁ、ごめんね~! もみじちゃん、手作りクッキーも食べてね! えっとそれから、まひろちゃん!! ちょっとこっち来て!!」
みはりは廊下の奥へまひろを手招きした。
まひろ「な、なんだよ~、みはり~! あ、もみじ、クッキーでも食べてゆっくりしてね~!」
もみじ「うん・・・」
もみじに話し声が聞こえないように廊下の奥に来たまひろとみはり。
みはり「お兄ちゃん! あのね~、お友達連れてくるのはいいんだけど、事前に連絡してよね~! もう! もし、お兄ちゃんの秘密がバレたらどうするの~!!」
まひろ「いや、お前がオレのこと、家ではいつも“お兄ちゃん”って呼ぶからだろ! 家でも“まひろちゃん”って呼べよ!」
みはり「だってぇ~わたしぃ~お兄ちゃんをお兄ちゃんって呼びたいんだも~ん!!(甘え声)
・・・で、今日はなんでもみじちゃんが突然家に来たの?(怒り声)」
まひろ「お、お前、切り替えが早いな! えっとだなあ、もみじちゃんオレの卒アル見たいんだってよ!」
みはり「卒ある? あ~、卒業アルバムのことね。 なんで?」
まひろ「いや、それがな、ちょっとややこしい事になってだな・・・女の子になる薬を飲む前のオレが、お前のお兄ちゃんという設定があっただろう。いや設定じゃないか、え~と、ややこしいなぁもう! まいいや、その男の真尋がな、女の子の“まひろ”と同じ名前というのがもみじちゃんにバレちゃったんだよ!」
みはり「あ~、もうバレちゃったか~! いつかバレるとは思っていたけど・・・。 でも、今の女の子のお兄ちゃんが実は元男だったとはまだバレて無いんだよね」
まひろ「あ、当たり前だろ! それがバレたら、オレはもうおしまいだろ!!」
みはり「これが本当の、お兄ちゃんはおしまい!!」
まひろ「おい! こんなところでタイトル回収してどうする! でだな、なんとか名前が同じつーのは誤魔化したけど、今度は写真見せてって言われたんだよー!!」
みはり「なんで写真?」
まひろ「オレが知るかよ! で、写真嫌いって嘘ついて一枚も無いって言ったらさぁ、卒アル見せてって言われてさぁ!」
みはり「ふ~ん・・・そのお兄ちゃんの卒アルなら、私の部屋に中学のと高校のが本棚の一番下の段にあるよ」
まひろ「なんで、オレの卒アルが二冊共お前の部屋にあるんだよぉ! どこにいったのかと思えば~!」
みはり「だって~、お兄ちゃんの部屋の床にゴミと一緒にほったらかしにしてあったじゃない! 文句言うなら、そんな大事な物ちゃんと保管してよね!」
まひろ「ぐぬぬぬ・・・返す言葉が無い」
みはり「じゃ、持ってくるからリビングで待ってて!」
まひろ「お、おう!」
みはり「あ! あともう一点! もみじちゃんには、くれぐれも正体がバレないように気をつけてね!」
まひろ「分かっているよぉ! さ、早く持ってきたっ!」
つづく。