この物語はフィクションであり、登場する人物、地名、団体名はすべて架空のものです。車の運転は交通ルールを守り、安全運転を心がけましょう。

 

妙義山の頂上に元プロジェクトDのリーダー、高橋涼介が突然現れたが、彼の狙いとは一体何だろうか?

 

真子 「涼介さん、やっぱりかっこいい・・ポー」

 

沙雪 「真子・・・(ん~ちょっとまずい雰囲気かもね。 このままでは真子と池谷をくっつける私の計画がおかしくなっちゃうかもしれない・・うーん、どうしたらいいかしら?・・ここは考えてもしょうがない・・)よしっ!!」

 

真子 「ん? どうしたの、沙雪?」

 

沙雪 「どうもこうもないわよ!! 真子、それと池谷!! ちょっとこっち来な!!」

 

ぐいぐいと二人の手を持って、離れた場所へ歩いていく沙雪だった。

 

真子 「ちょ、ちょっと沙雪、いきなりどうしたの??」

 

池谷 「な、なんだよ、沙雪ちゃん!! あんまり引っ張るなよ!! アイテテ・・」

 

沙雪 「男のくせに情けない声出さないの!!」

 

池谷 「わ、わかったよ!(・・沙雪ちゃん、なんで怒ってるんだ?)」

 

駐車場の端にあるトイレの前まで歩いてきた三人だった。

 

沙雪 「ここいらでいいわね。 まず、真子!!」

 

真子 「ビクッ! は、はい!!」

 

沙雪 「あんたね~・・いくら昔から憧れていた高橋涼介が目の前に現れたからって、あの態度はなに?」

 

真子 「なにって聞かれても、その・・」

 

沙雪 「あんたね~・・さっきさ、車の中であたしにこう言ったわよね、”沙雪のおかげで、やっと池谷さんと付き合えるようになって、真子すごく嬉しい! ! 沙雪、ありがとう!!”って!! その舌も乾かない内に他の男にうつつを抜かしていたらダメじゃない!!」  

 

真子 「うっ・・ご、ごめんなさい・・(でも、そのブリッ子のマネだけはやめて・・)」

 

池谷 「いや、沙雪ちゃん、あんまし真子ちゃんを責めちゃあかわいそうだよ!!」

 

沙雪 「なによ池谷!! あたしに文句付ける気? 大体ね~あんたもあんたよ!! あんたが意気地無しで、いつまで経っても真子に告白しないからいけないんじゃない!!」

 

池谷 「うっ!・・それを言われると何も言えない・・・」

 

沙雪 「ところで真子! あんたさぁ、こんな情けない優柔不断な男のどこがいいわけ?」

 

真子 「ちょっと沙雪!! 池谷さんの前で言い過ぎだよ!! 池谷さんは凄くイイところが沢山あるんだよ!!」

 

池谷 「真子ちゃん・・こんな俺をかばって・・ウルウル」

 

沙雪 「なによ、それ? じゃあ、その凄くイイところってヤツを今ここで言ってごらんなさいよ!!」

 

真子 「まず、すごく誠実で優しいところでしょ、それとメカに強いところでしょ、それから・・えーと、えーと・・」

 

沙雪 「もう終わり? じゃあ、ダメだ!! この恋はすぐ終わるね!!」

 

真子 「もう!! そんなにすぐ終わらないよ!! まだ池谷さんには、すごくイイところがあるんだもん!!」

 

沙雪 「へ~、じゃあそれ、大声で言ってごらんなさいよ!!」

 

池谷 「・・・・(ゴクン)」

 

真子 「真子は・・池谷さんのモニョモニョモニョが・・」

 

沙雪 「真子、小さくて聞こえない!!」


真子 「真子は、池谷さんの匂いが大好きなのー!!(言っちゃたー)」

 

池谷 「へっ!?」

 

沙雪 「はぁ~!? なによそれ? 池谷の匂いが大好きって・・どれどれ、どんな匂いよ?」

 

クンクン・・ 沙雪は池谷の服に鼻を近づけて匂いを嗅ぎ始めた。

 

池谷 「あっ、やめて・・」

 

沙雪 「くさっ!! 池谷、あんたの服、汗臭いよ!!」

 

池谷 「ひ~!!(俺が一番恐れていたことがー!!)」

 

沙雪 「こりゃあ、まいったね。 まさか真子が変態匂いフェチだったとは・・」

 

真子 「ち、ちがうの沙雪!! 勘違いしないで!! 池谷さんはお父さんと同じ匂いがするの・・」

 

池谷 「えっ!? 俺から真子ちゃんのお父さんと同じ匂いが・・」

 

沙雪 「・・そういうことか。 ごめん真子、謝るよ。 たしか、真子の亡くなったお父さんも池谷と同じように外で働く人だったよね。 それに真子は、大のお父さん子だったもんね。 つまり、池谷に大好きだったお父さんの姿がダブったという訳か・・」

 

池谷 「真子ちゃん・・(なんてイイ子なんだ・・・)」

 

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 ※以下のサイトのページからお借りしました。(※現在存在していないようです)

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=50621010

 

真子 「うん、でもそれだけじゃないの・・」

 

沙雪 「えっ、それだけじゃないって、どういうことよ?」

 

真子 「あのね、池谷さんの・・ドリフトがヘタなところ!! ポッ」

 

沙雪&池谷 「はぁ~!?」

 

真子 「初めてデートした日の夜なんだけど、碓氷で池谷さん、S13でドリフトを失敗してスピンしちゃって、すごくあせっていたでしょ。 本当はドリフトがそんなに上手くないのに、私にはドリフトがすごく得意なんだって自慢して・・うふ♡ なんかそのギャップがたまらなく可愛いいなーって、思っちゃたの・・私、それで池谷さんにバージンあげる決心がついたんだもん・・」

 

沙雪 「ぬぁぁぁ??? わけが分からないよ、この子はー!!」

 

池谷 「くー情けねー!!(真子ちゃんは、あんとき別の意味でショックを受けていたのかー!! 男としても、走り屋としても恥ずかしすぎるぞ!! 俺はしずかちゃんに同情されて結婚出来た野比野比太かー!!)」

 

真子 「はー、なんだかすっきりしちゃた!! やっぱり、真子は池谷さんのことが大好きー!!」

 

おもむろに池谷に抱きつく真子。

 

池谷 「はうあー!!(これは、夢か幻か、幸せ過ぎるぞー!!!)

 

沙雪 「ちょっと真子!! あーあ、真子はあたしの作戦、はまりすぎよ!!」 

 

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※以下のサイトのページからお借りしました。(※現在存在していないようです)

http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=manga&illust_id=50341635

 

その頃、他の面々は突然沙雪達が居なくなってしまったので、暇を持て余してだべっていた・・ 

 

庄司 「ちっ、沙雪の奴ら何やってんだよ!! もう10時半過ぎてんだぜ!! 明日は早ええつーのによ!」

 

毅 「待たせすぎる・・」

 

下を向いている信司。

 

信司 「真子さん・・(くっ! 真子さんはなんであんなむさくるしい男と一緒にいるんですか!!)」

 

拓海 「あれ? 池谷先輩が女の人に抱きつかれている・・真子さんか? 」

 

なにかまずいものを見てしまった気がした拓海だったが、拓海以外の人間は、ちょうど池谷の方は見ていなかったようだ。

 

樹 「健二先輩、池谷先輩と真子ちゃんと沙雪ちゃんは、何しゃべってんでしょうね~?」

 

健二 「俺に聞くなよ、分かる訳ないだろ!」

 

涼介 「恐らく池谷君の良いところについてだろう・・あの三人のリアクションを見ていれば、声を聞かなくても大体のことは分かる・・」

 

一同 「マジかよ!!(どんな分析力だよ・・)」

 

第11話へ続く。 

 

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