妙義山頂上に集まった男共に今回の主旨を説明する沙雪だった。
沙雪 「これこれ、こういう訳なのよ。 みんな協力してくれるわよね?」
一同 「おー!!」
慎吾 「ちょっと待てよ、沙雪!!」
沙雪 「何よ慎吾、またあんたなの!? 今度は何?」
慎吾 「あのさー、協力するのはいいとして、具体的に何するんだよ?」
沙雪 「それは今から説明するわ。 慎吾、それに拓海君・・これから下りでマジ・バトルをするんだよ!! 決着が着くまで何回も繰り返すのよ!!」
拓海 「なっ!?」
慎吾 「おいおい!! 何だよ、いきなりマジ・バトルってよー!! おまえ、頭大丈夫かー!?」
真子 「沙雪ー!! 一体どういうこと?」
池谷 「そうだよ、沙雪ちゃん、訳わかんないぜ!!」
沙雪 「ふふふ、じゃじゃじゃーん!! では説明します。 あのねー、走りっていうのはね、レッスン形式でやって、ちんたら走っていたらダメなの!! 実戦形式でギリギリのバトルをしてこそ、身に着くってものなのよ!! 殺るか、殺られるかの真剣勝負って奴じゃなきゃダメなのさ!!」
慎吾 「うんうん、そうだな・・っておい!!」
沙雪 「ナイスボケつっこみありがとう・・で、慎吾はいいとして、拓海君はどう?」
慎吾 「おい!! 俺の意向を勝手に決めるな!! まあ、藤原にはいつかリベンジしようと思っていたからいいけどよ~・・」
拓海 「オレには沙雪さんが何考えているか、よくわかんないっすけど、別にいいっすよ・・庄司さんが前みたいに故意にぶつけてこなければ・・」
慎吾 「ぶ、ぶつけねーよ!! あー、あんときゃ悪かったな!! (こいつまだ根にもってるのかよ・・)」
沙雪 「よし、決まりね!! じゃあ、まず拓海君が先行して、慎吾が後をついてくれる? 先行後追いバトルよ。 それで真子は慎吾の車の助手席に乗ってくれる?」
慎吾 「真子ちゃんがオレの横!?」
池谷 「なに!? (真子ちゃんがこいつの横だと・・いくら走り方を教えてもらうとしてもな~)」
真子 「それはいいけど、沙雪はどうするの?」
沙雪 「あたし? 当然あたしも慎吾の車に乗るよ。 こいつの走りを解説してあげるよ。 後部座席も空いているしね」※沙雪は昔慎吾の車の助手席によく乗っていたことになっています。
慎吾 「おい、自分の車みたいに言うなよ!! いらねーよ、おせっかいな解説者なんてよー!!」
沙雪 「ふーん!! あ、いいんだあ? じゃあ、中里さんに慎吾の秘密を教えちゃおうっと!! あのねー、慎吾ってねえ、実はおかあさんと中学2年まで・・」
慎吾 「わっ、バカそれ以上言うんじゃねえ!! 恥ずかしいじゃねえか!! わかったよ、いいよ、いいよ・・とほほ、折角真子ちゃんと二人きりになれると思ったのによー・・」
※慎吾は中学2年までおかあさんと一緒にお風呂に入っていたことになっています。
中里 「慎吾の秘密だと!!」
慎吾 「おい、今頃反応してるのかよ! (こいつまた沙雪の胸だけ見てやがったな・・) 毅、それは忘れろ!!」
中里 「おお・・武士の情けだ、追求しないでやるよ」
慎吾 「あぶねえ、あぶねえ、この女危険過ぎるぜ!!」
沙雪 「よし!! じゃあこれで決まりね!!」
中里 「沙雪ちゃん、慎吾と藤原以外の車はどうするんだい?」
沙雪 「そうね、ここで待っているのも退屈でしょうから、私達の後ろをついて来て! あ、そうそう忘れてた・・池谷は悪いけど、真子のシルエイティを運転してついて来てくれる? 真子もいいでしょ?」
池谷 「えっ!? 俺が真子ちゃんのシルエイティを運転するの!? な、なんで?」
真子 「私は池谷さんなら別にいいけど・・でもどうしてなの、沙雪?」
沙雪 「それは下に着いたら教えるよ!」
池谷 「まいったな・・まさか、真子ちゃんのシルエイティを転がすことになるとは・・」
信司 「すいません、沙雪さん。 一つ提案していいですか?」
沙雪 「信司君、何?」
信司 「誰かの車が先行の藤原さんの86を追い抜いたら、次は真子さんはその車の助手席に乗らなければならないというルールにしませんか?」
中里 「ダメだ、そんなルール!! 新米のくせして勝手なこと言うな!!」
慎吾 「そうだぜ、今回だけはリーダーの言うことを聞かなきゃダメだぜ・・(こんなおいしい役なんてそうそうないからな・・)」
中里 「おい、今回だけって・・」
沙雪 「・・いいんじゃない! でも、バトルって言っても、車をぶつけるのだけは無しだからね」
信司 「ええ、僕も昔はよく車をぶつけていましたけど、今の車は僕が必死にバイトして買った大事な車ですから、死んでもぶつけたりしませんよ」
沙雪 「・・そう、分かった。 でもね、万が一車をぶつけてしまったら、その時点でこのバトルは終了ってことになるからね!」
信司 「はい、分かりました」
拓海 「・・(うーん、なんだかなー)」
沙雪 「拓海君!! ごめん、君にはあんまり今回のバトルするのメリットが無かったわね。 そうだ、これが終わった後なんだけど、お礼にね・・ ”私とホテルに行きませんか?” なんてね!! むふふ」
中里 「おい!! 何言ってんだよ!!」
慎吾 「おぉ~!! 言うねえ~」
顔を真っ赤にして焦る拓海。
拓海 「え~!? いやあの、それはさすがにまずいんじゃ・・」
慎吾 「おぉ~!! 言うねえ~」
顔を真っ赤にして焦る拓海。
拓海 「え~!? いやあの、それはさすがにまずいんじゃ・・」
池谷 「そ、そのセリフはどこかで聞いたことが・・」
真子 「沙雪たら何言ってるのよー!! もう、恥ずかしい!!(池谷さんもいるのにー!!)」
沙雪 「冗談よ、冗談!!」
樹 「いくっす!! オレもついていくっす!!」
沙雪 「あのね~・・だから冗談って言ってるでしょ!! それになんで、あんたも一緒について来ようとしてるのよ!!」
樹 「えっ? 冗談なの?」
拓海 「たくもう樹、人の話をちゃんと聞いてろよ!!」
沙雪 「あたしは拓海君の体だけが目当てなの!!」
拓海 「え!?」
慎吾 「恥女かよ、おまえは!!」
中里 「藤原が羨ましい・・」
真子 「もう沙雪たら、ストレート過ぎるよ!!」
沙雪 「真子、あんたにだけはそれは言われたくないけど、あたしはストレートだけは誰にも負けないからね!!」
真子 「はいはい・・」
第9話へ続く。