夜9時ちょうど妙義山頂上の駐車場に、拓海&池谷のハチロク、真子&沙雪のシルエイティ、樹&健二の180SXの3台がやってきた。
 
ブロロロ・・・キキー、バタン、バタン、バタン。
 
沙雪 「さあ、着いたよ、みんな!!」
 
慎吾 「おい、遅かったじゃないかよ、沙雪!!」
 
沙雪 「慎吾・・何言ってるのよ、約束の9時ちょうどじゃない!! 一分たりとも遅れてないわよ!!」
 
慎吾 「あのなあ、人を呼んだときは約束の5分前までには来るもんなんだよ!!」
 
沙雪 「慎吾、あんたA型でしょ・・」
 
慎吾 「なんだよ、悪いかよ!!」
 
沙雪 「たく、男のくせに細かいんだから・・ぶつぶつ」
 
慎吾 「男のくせとは、なんだよ!!」
 
信司 「まあまあ先輩! それぐらいしてくださいよ。 せっかくこんな所まで来てもらったんですから・・」
 
慎吾 「こんな所って何だよ、信司!! 大体、俺がこいつらをここに呼んだんじゃねーつの!!」
 
沙雪 「信司って!? 君って、サイドワインダーの信司君!?」
 
真子 「信司君・・」
 
信司 「元ですけどね。 お久しぶりです、沙雪さん、それと真子さん!! 」
 
沙雪 「元って、サイドワインダー辞めちゃったの? それとさぁ、なんで君がこんなところにいるわけ?」
 
信司 「今年の春からこっちの大学に通ってるんです。 今は大学の近くの寮に住んでいます。 そういうことなので、サイドワインダーはこっちに来る前に辞めました。 今は妙義山をホームコースにしてるんで、ナイトキッズに入ったんですよ」
 
沙雪 「へ~、そうだったんだ・・。 こっちの大学ね~ でも、なんで神奈川からわざわざこんな田舎の大学に? 東京とかにもっといい大学あるでしょ!」
 
信司 「それは・・いつも憧れの人が走っていたコースの近くにいたいと思って・・」
 
沙雪 「憧れの人!? 誰よ、それ?」
 
慎吾 「もしかして、俺か!!」
 
毅 「いや、俺だろ、信司!! なんたって、俺は不動のナイトキッズのリーダーだからな!!」
 
慎吾 「死ね、毅!!」
 
信司 「いえ・・僕が憧れている人は・・真子さんなんです・・」
 
真子 「わたし!?」
 
沙雪 「ヒューヒュー、焼けるねぇ~、この年下殺しがー!!」
 
真子 「年下殺しって・・もう~沙雪!!」
 
信司 「真子さん・・(ぽっ)」
 
三人を少し離れたところで見ていた拓海らは・・
 
拓海 「なぜ、あいつがここに?」
 
池谷 「あいつ、拓海が最後に戦った奴じゃないか・・」
 
樹 「どうしてそんな奴がこんなところにいるんでしょうかね~?、ね、健二先輩!!」
 
健二 「さあな・・あっ、もしかして・・拓海がここに来ることを事前に知って、再戦を申し込むつもりなんじゃねーか?」
 
拓海 「え!? 俺は今更あいつとバトルなんてしませんよ!!」
 
池谷 「まあ、そうだろうな~・・」
 
樹 「あいつ、まだ86に乗ってるんですかね~・・」
 
健二 「確かあいつの86はパンダトレノの2ドアだったよな・・俺ら以外の車で止まってるのは、えーと、EG6とGT-Rだろ、それと・・トゥデイ!?」
 
拓海 「トゥデイって軽だろ、樹?」
 
樹 「そうだけど・・よし、86じゃあいつに勝つのは無理だけど、軽なら俺の85ターボでも楽勝だー!!」
 
池谷&拓海&健二 「そいつは無理、無理!!」
 
樹 「ガビーン!!」

第7話に続く。