雨後の月 純米大吟醸 白鶴錦100% 16度 | 目指せ酒仙! 将来の店に置く旨い酒を求めて! 酒日記

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旨いもの大好き! そして、旨い酒大好き! 自宅で呑むのもいいけれど、知らない酒に出会う為に飲み歩いている今日この頃! お店で呑んだ、これは!という酒を、ジャンル問わずに公開していきまっせぇ。

およそ、ひと月ぶりの更新です。

こんにちは、酔っ払い管理人です。


アキレス腱断裂!
2022/6/6、ある社会人イベントではしゃぎ過ぎて、右足首からボンッという異音がしたかと思うと、足首に力が入らなくなりました。
そう、切れたんです、アキレス腱。

その様子は、別のブログで詳しく解説していますので、そちらをご覧いただくとして。

「はしゃぎ過ぎてアキレス腱断裂!松葉杖必須の保存療法におさらばし、勇気をもって、最新治療の歩行療法で、最速の社会復帰を目指す全記録」


いわゆる、治療期間中はお酒呑めないんですよね~。
と思って半月ほど禁酒しておりました。
でも、1週間に一度の通院で、3回目に意を決して聞いてみました。
「お酒はやっぱりダメですよね?」

先生曰く
「いえ、1~2杯とかならいいですよ。深酒するとアルコールを分解するのにエネルギーを使うので、治癒が遅くなりますが、あまり影響のない嗜む程度なら。呑めないことでストレス溜める方が、治療に悪いです。」と。


そんな話を聞いたら、呑まずにはいられません。
先日、怪我した足で行った、立ち食い寿司屋で、美味しいお酒をいただきました。


雨後の月 純米大吟醸 白鶴錦100% 16度


白鶴錦という酒米を使用しているとのこと。
初めて聞く酒米に、興味津々の酔っ払い管理人。

なんと、開発したのは灘の白鶴酒造とのこと。
(社名って・・・と突っ込みましたが)
山田錦に勝るとも劣らない酒米を生み出す、という志で開発されたらしいです。

具体的には、「山田錦」の母にあたる「山田穂」と「渡船2号」(父にあたる「短稈渡船」は現存せず、近縁種である「渡船2号」を選抜)を交配させ、「山田錦」の兄弟品種を作るというアプローチで開発を進めました。中略
そして開発開始から8年目の2003年、ついに山田錦にも劣らない品質の米が誕生しました。この品種は「白鶴酒造が育て上げた期待の米である」という意味を込め「白鶴錦(はくつるにしき)」という名前を付け、2007年2月に農林水産省にて品種登録されました。
(※白鶴酒造ホームページより抜粋。https://www.hakutsuru.co.jp/community/hakutsurunishiki


とまぁ、山田錦にかなり近い酒米とうかがえます。
その酒米を使った、雨後の月。
いただきました。

香りは穏やか、みずみずしい果実をほんのりと思わせるような、優しさが鼻腔をくすぐります。

一口目。
穏やかでまろやかな、コメの旨味が舌先にのったかと思うと、フワッと口中で膨らみます。
旨味の濃さでは山田錦に軍配が上がるものの、柔らかな旨味とさわやかな酸味が合わさって、料理への合わせやすさは白鶴錦に軍配を上げたいです。

やがて、流れるように少し長めの余韻が続き、潔くスッと切れていきます。
この切れが次の寿司を、受け入れる準備をしてくれることでしょう。

食中酒として、いいクオリティです。


ヤバイ、これは、ひとりで四号瓶とか呑ってしまいそうだ。
怪我してる身には1~2杯という制限を忘れてしまいそうなので、これくらいにしといてやるか。