この世界で、ボクの声が聞こえる日が来るとは、思ってもいませんでした。

今までは、ボクは黙って誰かを癒すことが任務だと思っていました。

だから、ボクの言葉は無駄なものだとずっと思っていました。

ボクを作ってくれた師匠でさえ、ボクの声は聞こえませんでした。

でも、それをラシマルはわかってくれます。

こんなうれしいことはありません。

人を癒すべき任務のボクが、なぜかラシマルに癒されていました。