料理 3

料理は、やればやるほど面白いものである。

どのように作ればおいしくなるかを考える楽しさは、魅力の一つである。

ところが、 「美味しい」 モノには、コツがあることをご存知だろうか?

人が美味しいと感じるのは、 「甘味、酸味、塩味、苦味、旨味」 の5種類あり、この組み合わせらしい。

これを、バランスよくいれるといいらしいが、実は、人の仕組みからとらえると違ってくる。

 

まず、一番人が美味しいと感じるのは、 「甘味」 である。

それはなぜかというと、人の脳みそは、甘いものを食べると落ち着くからである。

糖分は、人間のエネルギーの基本であると同時に、脳みそは、最もエネルギー (糖分) を必要とする箇所でもある。

これが、肥満になる原因でもあるのだが、人類の主食となってきた米や小麦粉も、この 「甘味」 があったからこそ、選ばれた気もする。

甘い物というものは、常に幸せを感じさせ、賄賂に最適なものだし、どんな料理にも外せない優等生である。しかも、どんな子供でも、甘いものを与えていれば、泣き止む効果もあるであろう。

 

さて、この 「甘味」 というものは、実は曲者である。

なぜかというと、この 「甘味」 は、人の舌にある、味蕾という味を判断する神経が最も広いからである。

つまり、人の舌は 「甘味」 を基準にとらえるようにできていて、それが、人は 「毒ではない」 という認識にさせているのだろう。

これが、なぜ曲者かというと、この甘さが基準になってしまうと、味覚がおかしくなってしまうからである。

というのも、子供のころは味蕾が発達していて、大人よりも敏感である。

私には子供がいないが、ベビーフードの味が薄いのはそのためだそうである。

ところが、これに対して何が問題かというと、大人の味覚で子供に与えてしまうと、味覚障害が起きると思っている。

つまり、味蕾がマヒしてしまうのだ。

今の子供たちは、かなり甘いジュースを飲んで、その甘さが基準になっている。

私は、これを非常に恐れている。

若年層の糖尿病もなるのは理解できるが、 「甘味」 というすごさにもう少し考えてみるべきだと思う。

 

注) 更新後、一部間違いがあったので、訂正しております。

 

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