「しかし、この施設が増えていることは知っていると思うけど、その理由がわかってきたんだ。 是非、君に伝えておきたかった」

所長の言葉に、なんとなく興味がわいた。

 「ちょっと、一緒に来てもらっていいかね?」

オレは頷いて立ち上がった。

 

久しぶりに、建物の中を歩いて行った。

初めて来た時は、あちらこちらに死体が転がっていたが、今日は、まったくなかった。

廊下も、血なまぐさい匂いがしていたが、何があったのかわからないが、全くしなかった。

「今回は、静かですね。何かあったのですか?」

所長は、何も答えなかった。

ただ、薄ら笑みを浮かべていた。

周りにいる 「モノ」 たちも、みんな楽しそうだった。

 

オレたちは、3人で進んでいった。

なんか不思議だった。

あれほど奇抜な場所だと思っていたのが、今はそうでもない。

しいて言えば、授業中の学校の中をいるようだった。