私は、彼と部屋の外で待っていた。
すると、掃除道具を持ってきた男が、ふらふらしながらやってきた。
「ほら、お前が欲しがっていたおもちゃをあげよう」
そういってナイフを渡すと、男の瞳が光り輝いた。
謎めいた叫び声をしながら部屋に入っていった。
私は、血に汚れた彼の手を拭いた。
彼も少しずつ状況が見えてきたのだろう。
「……ここは、何なのですか?」
彼の言葉に、私は微笑んだ。
彼も、足元に転がる死体に免疫ができたようだ。
「今からゆっくり話そうか。それよりも、もう一度電話をさせてくれ」
そういって、私はまた電話をした。
「私の部屋が使えなくなった。 別の部屋を用意してくれ」
私は、唯一の側近に話した。
そして、彼を連れ出した。
最初に武器庫に行き、銃に弾をこめた。
「いやぁ、最近ここではゲームがはやっていてね。 なかなか大変だよ」
「……ゲーム……ですか?」
「そうだよ。 トップキラーゲームだよ。 つまり、私を殺すゲームだよ。 面白いだろ?」
私は笑みを浮かべて彼を見た。 すると、彼の顔は引きつっていた。
懐かしい表情だった。
私が初めて来た時も、きっとこんな顔をしていたのだろうと考えていた。