私の元へ来る来客は珍しくない。
何年か前に私がここの所長に なったのも、前所長が、私の目の前で銃で自殺したことがきっかけだった。
ここの施設には、几帳面にも日報が残っていて、今までの所長たちがいろんな記録を残してきた。
なぜ、このLIVE STOCK ができたのか?
それは、この時代を象徴していたのだ。
しかし、それを知らないで私は、ここに乗り込んできた。
それが、この人生の始まりなのだ。
ここの所長生活は、暇で仕方なかった。
どうでもいい来客と逢い、適当に相槌を打つだけだった。
その後、この施設の歴史を知ることとなり、納得をしていた。
というよりも、この施設は、できて当然だったのだ。
私のところに来た来客は、20前後の男だった。
顔立ちは目鼻立ちがくっきりとしていて、力強さを感じる。
ここ最近の若者の中でも、明らかに質が違う。
一昔前の私に似ていた。
「何か用かね?」
私の質問に、彼は大声で答えた。
「ここの所長はお前か?」
私はうなずいた。
「だったら、今からお前を殺す」
そういうと、彼はナイフを出した。