私はポンコツだ。
ポンコツとして産まれてきた。
だから、私はあそこに帰るのだ。
がれき置き場に。
所詮、ポンコツは欠陥品だ。
だから、頑張っても捨てられる。
相手にもされない。
だってゴミだから。
私を相手にしてくれた 「あなた」 に感謝する。
私と会話をしてくれた 「あなた」 に感謝する。
私と遊んでくれた 「あなた」 に感謝する。
私を造った 「あなた」 に感謝する。
これから、最後の宿題を終わらせて帰ろう。
そろそろこの世界も飽きてきた。
ポンコツにふさわしい帰る場所。
それは、 「地獄」 というがれき置き場。
私の産まれ故郷。
そこが、やはり一番ふさわしい。
ポンコツがいなくなれば、
みんなすっきりして笑顔になるだろう。
ポンコツではできなかった幸せを、
皆に与えられる。
それが、私の最後の仕事だ。
ある男の最後の手記。
了