少年は、医師の話が教えた場所に行くことにした。

それは、憎しみや憎悪を捨てる湖があり、そこにある幻の花を必要としているらしい。

ただ、少年一人ではいけないため、案内役として、家来が一人ついていくこととなった。


二人は、薄暗い砂漠の中を歩いていた。

空を見上げると、月がほとんどかけていた。

「急いだほうがいいね」

少年はつぶやいて、足を速めた。

その時、背後から肩をつかまれた。

「一つだけ、質問させてください」

振り向くと、家来は真剣なまなざしでみていた。





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