地図を頼りに走っていくと、舗装されていない山道を進んでいった。


 

 人影は、全く無い。逆にあったほうが、その人物は怪しまれるだろう。



 俺は、ひたすら運転した。



 周りは、田園風景と、廃墟となった家だけの景色だった。



 建物の造りもかなり古いため、お年寄りの方が住んでいたのだろう。



 その後は、誰も家に住むものが無く、朽ち果てていった感じだ。



 そんな町の中に、目的地はあった。



 そこは、昔、廃校になったところを利用しているみたいだ。



 俺は、車を止めて、歩き始めた。



 すでに、さびて風化し始めた門がしまっていた。



 誰かいるかもしれないので、声をかけてみた。



 しかし、誰もいない。



 警備員みたいな人物も、見張りをする人も、一切見当たらない。



 俺は、勝手に入ることにした。



 鉄と鉄の引っかきあう音が、鳴り響いた。



 鉄さびの独特のにおいが、鼻をついた。



 何度も休憩しながら、門を開けた。



 そして、車に乗り、中に入っていった。








 全  無帰




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