ある少年の話(3) ある日、少年は思った。 ……人に羽は無いけど、鳥よりも高く飛べる。 モグラのような爪は無いけど、山を切り開くことができる。……と。 そして、少年は、気づいた。 人間の肉体は、限界があるけど、発想に限界は無いということを。 考えることは、この空のように無限であると。 やがて、少年は感じた。 時間は有限であると。