栗山監督の人を引き寄せる力がWBC優勝を勝ち取った一つの要因と捉えても過言はないでしょう。対談中特に心に響き共感したのは「全員がチームの目標を自分の目標だと捉えている」です、語尾が過去形になっていないのは監督の中で過去の思い出でではなく今もなお息づいている大切な一節になっているからでしょう。会社にスライドすると、売上や純利益を上げるのは現場である我々従業員が担っていることを認識することに値します。自分が会社の社長であり当事者意識を持つことで職種は違えど何をすべきで何を削減するかは見えてきます。その様な心の在り方である栗山監督のもとに人が集まるのは自然の摂理でしょう。そして致知から学ぶことの大切さも忘れてはなりません。致知出版社の各著書は前職で培った仕事における熱い思いと本書から学ぶ人間学を足してより造詣深くなりつつある過渡期です。まだまだ未熟な小職ではございますが現場で何ができて、どのように貢献できるかをど真剣に考えながら致知から人間学を吸収していきたいです。