あたたかい母の言葉が思い出されました。「苦労は買ってでもしろ」「人が嫌がっていることをやれ」「周りをよく見て動け」、就職したての頃毎日のように言われました。当時はそんなこと言われても、とよくわからずにいましたが今は深く理解できて骨身に刻まれています。そんな母も89歳になりますます元気ですが先日父が亡くなったときは相当答えたようでした、私ができることを考えると元気な姿を見せること、遠くなった耳に補聴器を買って生活に支障が出ないようにすることでした、補聴器は高額なためまだ購入できていませんがいずれ買う予定です。そして最近になって始めたのが父を偲びつつ毎月仕送りをして親孝行することです。母から戦時中の話を聞いていたこともあり同じ戦火を生き抜いた吉村さんの悲愁はとても重く悲痛と感じられます。小さい頃に「じゅうごのおんな」と言っていた母の言葉の意味を知らずにいましたが「銃後の女」であることを知りその意味を調べるとまた一層戦争の恐ろしさを実感せざる負えません。そんな母の言葉で心に強く留めている言葉があります「子供は親の背中を見て育つ」、仕事に例えると率先して仕事をする人の背中を見て周りが感化されると、そこには年齢や職位職責は関係ないと思っています。素晴らしい言葉を噛み締めつつ母を思い一層仕事に励みたいと、感慨深い内容でした。