「名人を育てる」言い得て妙です。「問題意識を持って自分で自分を育てていく気概」ともあり、気概を使うことで文節をぐっと引き締めています。私はこの文節に一言を足し、問題意識を持って「解決でき」自分で自分を育てていく気概のある人が名人であると宣言します。文中では天下の大患と言い表されてる国難を憂い、教育に心血を注ぐ姿が現れています。時代が変われど国難を憂いる傑氏が現れるのが見て取れます。我々が働く現場にスライドして考えると天下の大患は、顧客を優先しない従業員の多さと、利己の強さと感じています。誰かがやるではなく自分がやる、自分で問題意識を持ち解決する気概が欠けていると痛感しています。ではどうしたら良いか、私一人で奮闘しようにも解決には時間がかかるでしょう、協力者が必要です、そして予てから提案している評価基準に占める割合の増加です。小売業のため売り上げ至上主義は問題なく同意できます、利己が利他を土台に売り上げを上げるのは世の中の構造と理解していますが偏ると組織が崩壊します。売り上げを上げてもらうなら踏み台にもなります。全員が利他になって欲しいと考えていませんがバランスが大切で、そのバランスをとる役割になる名人になるべく心新たに考えることができました。