コードオンリトリートの全貌②のつづきです。



コードオンリトリートの全貌①


コードオンリトリートの全貌②エイブベリーでの事件まで




その道すがら、ふと気になる門があった。





隣の敷地も気になる。


教会だ。



頭の中に

アダムスファミリーの音楽が流れる。

〈気になった教会〉




中から明かりが漏れている。



お邪魔しまーす。と、入ってみるが、


教会自体は開いていなかった。




こういう時はだいたい入れることが多いので、


おかしいな?と不思議に思いつつ、


今日はリトリートの初日。


ウキウキとしていた。





だが今思えば、


この時のテンションは、謎のテンションだった。


ホーンテッド・マンションのようなところには


立ち寄ろうとあまり思わないのだが、


ウキウキと入っていったのだ。





教会から道路に出ると、


すぐ前に、玄関が大きく開け放たれ、


中からあたたかい明るい光が漏れている家があった。



壁にお花の咲く、とても可愛いおうち。


一緒にいた人が写真を撮る。




この時はまだこの家が


「楽しい天使の住む家」であることは


私たちは知らなかった。




だんだんと薄暗くなってきたので、


可愛いお家に笑顔になりつつ、


パーキングへむかった。



遠くからパーキングをのぞみ、


レンタカーをみつける。





…あれ?



車の窓の色がおかしい。


明らかに、後部座席の窓の色が違う。


黒いのだ。



もしや、と、よぎる。




が、みんな信じたくないので


光の加減だと言いたい(笑)




近づいていくと…窓がない。


やはり。





やられた。





割られていたのだ。







運転席側の後部座席の窓は、


キレイに割られ、


中にガラスは散らばり、


後部座席に布をかけ隠して置いてあった


どうでもよいと思われるお菓子などを除いて、


ひとしきりのバッグ類を誰かが持ち去っていたのだった。







こういう出来事が起きた時の衝撃は、


肉体に電気のエネルギーが走るのだな、と、


こういうときも冷静に観察する自分がいる。




私たちの身体は、


肉の身体だけではない。



衝撃の情報が身体に流れる様を観察しながら、


ショックでありながらも冷静。




Wi-Fiは繋がらない、警察、…の電話番号、そういえばわからない、レンタカーに連絡…するにも、そこまでの英語力があるか?ない。よし、助けを求めよう。



瞬間的に判断し、灯の付いている1番近くの建物へむかった。



そのとき、あの家が浮かんだ。


そうだ、あのあたたかい灯の家。




陽もあと少しで完全に落ちようとしている。


暗い道を急いでその家へと戻っていった。




つづく。





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