先々週は中だるみして、自己ワーストが連発でしたが、先週はワーストから抜けて下落幅を小さく出来たTBSと日テレ、大きいままだったテレ朝とフジで明暗を分けました。

 

上位は終盤さらに上がるか、最終話だけ上がって終了。

下位はそのまま奈落の底へというのがいつものパターンです。


@TBS 10.80%(▼0.04%)

「A LIFE~」が全ドラマ首位をキープ。6話で1.4%増で自己最高の15.3%。平均は0.21%増で一気に14%越えの14.09%。一気に上がってきましたしたが、15%のペースを続けられないと、最終話が20%越えしても平均15%達成は無理です。

壇上家はドンドン狂気が増していってますが、最終的には深冬の脳腫瘍手術が成功しないと終わらないので、ずっとこのまま引っ張るんでしょうかねえ?

「カルテット」が5話で4話の自己ワースト7.2%から1.3%増で8.5%。平均は4話まで私の予想を超えるペースで減っていましたが、脚本の坂元裕二が昨年冬のCX月9「いつかこの恋を思い出してきっと泣いてしまう」と同じ章節制を使っていて、第1章が終わってある程度,

謎は解けた事もあったのが数字が上がった主因だと思います。それでも平均は微減で8.64%。第2章は「いつか~」と同じようにまた数字が下がる可能性が高く、平均8%がキープ出来るのかは微妙なままです。

「下克上受験」は6話で先週と同じ8.1%。平均は0.2%減の9.16%。9%キープは難しくなりました。

 

局平均は微減で10.80%。「A LIFE~」の平均が上がった分を、「カルテット」と「下克上受験」の平均が下がった分で相殺してしまいましたが、急激な下落が止まって横ばいになった事で平均二桁は守れるんじゃないかと思います。

 


@日テレ 10.68%(▼0.06%)

「タラレバ娘」が全ドラマ2位をキープ。5話は4話で自己ワーストだった11.4%と横ばい。平均は0.14%減の12.08%と12%割れ目前。しかし、秋の「校閲ガール」も4話が自己ワーストで5話もあまり数字が上がらなかったので、この枠の傾向と恋愛ドラマは中だるみするものなので、「タラレバ娘」に限っての事ではないと思いますが、それでも低いですね。

「左江内氏」が全ドラマ4位をキープ。6話は0.8%増で初回以来の二桁10.2%。5話で自己ワースト更新が止まって、平均は私の一桁陥落予想がまたハズれて微増の10.16%。V字回復傾向ですが、最終的には一桁の予想は変えずにおきます。

「視覚探偵」が全ドラマ5位をキープ。6話は、5話で1.7%大幅減で8%割れして3話連続自己ワースト更新の7.7%から1.7%増で9.4%でチャラ。平均は0.09%減の9.83%。

 

昨年秋ドラマの局平均9.36%を大きく上回って10.68%。先々週一気に下落したのが止まったので、だいぶ楽になりました。

「タラレバ娘」が伸びを欠いているものの、3本ともトップ5に入っていてハズしていません。「視覚探偵」の数字が上下動が大きいのは気になりますが、秋の「レンタル救世主」(平均7.17%)が全ドラマ中で最終話までワーストになる可能性があったのに比べれば、日10枠で二桁に近いのは十分な数字です。

 

局平均は微減で10.68%。昨年全クールで局平均が一桁だった汚名返上が冬のノルマですが、日テレのドラマは最終話でグンと数字が上がらないので、ここから0.68%の貯金を大きく崩さずにいけるかに注目です。

 


@テレ朝 9.45%(▼0.20)(木9枠のみ)

「就活家族」は6話で2話連続の自己ワーストタイの8.4%。9%キープが目標ですが、毎話平均が0.2~0.3%ペースでづつ落ちているので、8話で9%割れが濃厚です。

しかし、視聴率同様にストーリーがどん底状態から7話以降は前向きな方向にいくようなので、7話以降は挽回してくるかもしれません。



@フジ 7.81%(▼0.14%)

「嘘の戦争」が全ドラマ3位をキープ。6話は1.2%減で自己ワーストの10.3%。平均は0.18%減の11.42%。5話連続11%以上を保って安定していましたが、初めて10%を記録して、平均を12%台に戻すのは不可能に。

他の3本は先週は7%すら無く全ドラマのワースト3をブッチギリでキープしたまま。

ワーストの「大貧乏」は7話で6話で自己ワーストタイの4.4%から0.8%増で5.2%。平均は横ばいの5.24%。最終的に5%割れすると思いますが、低視聴率過ぎて8話以降は5.3%でもプラスになりますが、一方で「OURHOUSE」はどんどん落ちていって最終話が自己ワースト記録だったので数字がどう動くか分かりづらくなりました。

ワースト2位の木9「嫌われる勇気」は6話で自己ワーストと横ばいの6.2%。平均は0.12%減の6.83%。残り4話では下落を0.2%以内に留めないと6%キープも危ういです。

ワースト3位の月9「突然~」は4話で1.1%減で月9史上ワーストの6.6%を記録平均も0.29%減の7.47%と、月9史上ワースト平均記録「カインとアベル」の平均8.23%を更新するどころか、7%キープすら危ない状態。

 

ここまでは昨年秋ドラマの局平均7.65%を上回っているものの、もう貯金は0.16%しかないので、秋を下回るのは確実です。ちなみに全局平均ワースト記録は昨年春のフジが6.80%。ワースト2位も2015年夏のフジが7.00%

なんとか7%はキープだけはしたいでしょうが、一気に急落せずに貯金の0.81%を少しづつ切り崩していければ可能かもしれません。

 

フジだけに不治の病・・・なんちゃって・・・昭和(* ̄Oノ ̄*)

 

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「土曜ワイド劇場」40年の歴史に幕 日曜朝にドラマ枠新設の狙いとは?

http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20170216-00000003-wordleaf-ent

 

 テレビ朝日が、4月から土曜午後9時の「土曜ワイド劇場」の枠をなくすことを発表した。

 テレ朝は、新たに日曜日の午前10時にドラマ放送枠「日曜ワイド」を新設。

 「土曜ワイド劇場」で放送している高橋英樹主演の「西村京太郎トラベルミステリー」や片岡鶴太郎主演の「終着駅シリーズ」などの人気シリーズや新ドラマを放送するという。

 また、4月から「土曜ワイド劇場」の放送枠では、フリーアナウンサー高島彩がキャスターを務める報道情報番組「サタデーステーション」をスタートさせる。

 
連ドラマ化前の「相棒」や「家政婦は見た!」などを放送

 

 「土曜ワイド劇場」は、1977年の7月から40年近く続く“2時間ドラマ”枠。

 過去には、「相棒」や「家政婦は見た!」など後に連続ドラマとしてヒットを飾った作品も多々ある。テレビ誌編集者は語る。

 「いわゆる“F2層”や“F3層”と呼ばれる30代半ばから50歳以上の主婦層をターゲットにミステリーやサスペンス作品を世に放ち、長きにわたって愛され続けてきました。『土曜ワイド劇場』の人気を受けて、80年代前半には日本テレビさんが『火曜サスペンス劇場』をスタートさせるなど他局も追随。“2時間ドラマ”ブームが巻き起こりましたが、『土曜ワイド劇場』がブームの火付け役になったのは間違いありません」

 テレ朝にとっては功績著しい「土曜ワイド劇場」だが、なぜこのタイミングで終了し、新たに日曜日の午前10時にドラマの放送枠を設けることにしたのか?

 芸能評論家の三杉武氏は、視聴者の視聴習慣の変化と昨年11月から発表されはじめた「タイムシフト視聴率」の影響を推測する。

 

昨年11月から導入されたタイムシフト視聴率の影響も?

 

 11月から視聴率調査会社の株式会社ビデオリサーチは、従来の視聴率に加えて、録画再生で見られた「タイムシフト視聴率」を反映した「総合視聴率」を発表。

 これまで視聴率といえば、放送と同時に番組を見た視聴者の割合を示す「リアルタイム視聴率」だったが、新たに録画を7日以内に視聴した推定値である「タイムシフト視聴率」も反映した「総合視聴率」のランキングも明らかにしている。

 「いまだに根強いファンを持つ『土曜ワイド劇場』ですが、その一方で視聴者の中にはリアルタイムで見ず、DVDやビデオなどで録画して放送後に見る人も多いのが実状です。ただ、テレビ局サイドとしてはCMスポンサーのウケを考えると、視聴者には“リアルタイム視聴”を望む傾向が強い。なぜなら“録画視聴”だと、視聴者がCMを見ずに早送り機能などで飛ばしてしまうイメージがあるからです。その点、新たに同枠でスタートする情報番組は、番組の特性上、視聴者のほとんどは“リアルタイム視聴”することが予想されますからね」(三杉氏)

 また、前出のテレビ誌編集者もこう語る。

 「娯楽の多様化やインターネットの普及などにより、テレビ離れが叫ばれる昨今。テレビ業界では、『タイムシフト視聴率』を反映した『総合視聴率』が発表されるようになって、かえって“リアルタイム視聴”の重要性がより意識されてきています。今後、高視聴率を期待できるゴールデンタイムにおいては、そうした側面をより意識した番組編成がなされていくでしょう。とはいえ、もちろんリスクも大きい。安易に“リアルタイム視聴”を求めて、情報番組やバラエティー番組を増やした結果、視聴者にソッポを向かれなければいいのですが……」

 40年の歴史を誇る「土曜ワイド劇場」も、テレビを取り巻く時代の流れには勝てなかったのか。

 

THE PAGE
(文責/JAPAN芸能カルチャー研究所)

 

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テレ朝は日曜朝に1本1000万円ほどの低制作費で済む2時間ドラマや制作コストがほとんどかからない再放送をやる訳ですね。

それも1つの考え方かもしれませんが、殺人推理モノは小さい子供が寝た後に放送して欲しいです。フィクションのリアリティーのない死を見慣れると痛みが分からなくなってしまうので。

 

録画視聴のタイム・シフト視聴率というのは、毎週見てるけどリアルタイムで見るほどじゃないセカンド・チョイスの番組の数字が上がるだけだと思うので、それにどんな意味合いを求めるのか理解に苦しみます。

 

流れだとか視聴習慣重視と言っていながら、バラエティやニュースをガラガラぽんしたら、高齢の人はどこで何を放送してるのか分からなくなってしまうんじゃないないかと思います。

放送枠の移動がない日テレの日曜日はさらに数字が上がるんじゃないかと思います。

ただ、日テレも日曜以外はガラガラポンしますけどね。

 

記事にもありますが、タイムシフトで見ている人の99.9%はCM飛ばして見てると思うので、リアルタイムでTVCMが見られていないなら、企業はスポンサーやってる意味がないんじゃないかと思います。

 

私はドラマは初回と2話まではリアルタイムでも見ますが、3話以降は続けて見るのを全て録画でしか見ません。理由はやはりCMカットですね。

 

ドラマの放送時間は52~4分でドラマはオープニングのテーマ曲でキャストを流すのを含めて正味43分ですから、10分前後あるCMを飛ばして無駄な時間を浪費したくないからです。

時間が空いたら20分くらいづつ分割して見れるのも魅力です。

 

それにリアルタイムで困るのは、見てる時に電話が来たり、用を足したくなって大事なシーンを見逃す事があるからです。

 

ただ、最初から最後まで緊張感を持って見ないといけないドラマはリアルタイムで見て、もう1回録画で見るのが習慣なんですが、今年の冬ドラマではNHK大河ドラマ・ファンタジー「精霊の守り人Ⅱ」の1本のみ。

 

録画してちゃんとTV画面を見ているのはこれもNHK「お母さん、娘をやめていいですか」の1本。

 

後はセリフだけ聞いて、チラチラ流し見しているのはTBS「カルテット」、「A LIFE~」と日テレ「視覚探偵」の3本と民放はいつも通りの数なんですが、そこにNHKの2本があるので、週に5本はけっこうヘヴィーです。

 

2話まで内容確認をした後も引き続き見ていたのは日テレ「東京タラレバ娘」(4話で脱落 録画は残してあります)、「嫌われる勇気」(3話で脱落)、「嘘の戦争」(4話で脱落)

これでもいつもよりも続いた方です。ほとんどのドラマは初回か2話までで終わりなので。

 

民放は広告収入が最大の営業収入でしょうから、それがこれ以上少なくなれば、赤字事業を分社化して売ったり、事業規模がどんどん縮小していくのをホールディングスが支え続けられなくなったら、どうなるのか分からない時代になりますね。

 

それでも、しばらくはストリーミング配信を見ている時間よりも、地上波をNHK受信料だけ払って無料の民放TV放送を見ている時間が長い状態は続くと思います。

 

大きな変化が起こるのは、1980年代末以降のデジタル社会で育ったミレニアル世代が10年後に30代の半分以上を占めるようになる頃じゃないかと思います。そこまでにこれまでのTV放送の常識は全てひっくり変えっているんじゃないかと思います。

 

欧米と同じようにTV放送は全て有料になり、スポーツ(五輪、サッカーのメジャー大会、欧州のの5大リーグの中継、米国のメジャースポーツなど)と音楽のビッグ・イベントの生中継で見たいですが、後は需要はそう多くないものの継続視聴が続く趣味などのマニアックな専門チャンネルを除くと、中途半端なチャンネルとコンテンツは淘汰されていくのが自然な流れじゃないかと思います。

 

ストリーミング配信のDAZNが乗り込んで来て、JリーグやVリーグの放映権を買い、CSスカパー!ではJリーグ中継が無くなるために加入者がドーンと減っています。

後は無料なものの、リアルタイム視聴のみでタイムシフト出来ないネットTV局というコンセプトのAbemaTVは視聴者数を見るとまだ浸透していない感じですから、どういう方向で落ち着くのかはミレニアム世代が答えを出すんだと思います。