先日、考えさせられる記事を書いた小川たまか氏の寄稿です。

今回はもっとDEEPな話です。

 

---

 

「私はこの、レイピストである俳優の母の涙は理解できません」 ジェーンさんからの電話

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogawatamaka/20160829-00061632/

 

出典元:小川たまか

 

私は成人した子どもの犯した罪について、親が責任をとる必要はないと思っている。高畑淳子さんは、これまでの仕事が表に出るものだっただけに、会見を開かないわけにはいかなかったのだろう。けれど、加害者と加害者の家族は別の人間であり、加害者への責任追及が加害者家族に向けられてはいけないのと同じように、加害者の家族に向けられる同情が、加害者に向けられる同情と混合されてはいけない。高畑淳子さんは会見で同情を買う意図はなかったかもしれないが、本人の意図がどうであれ、あの会見を見て「気の毒だ」と感じた視聴者はいるだろう。その同情が、これから行われる裁判結果に少しでも影響しないことを祈る。それが気がかりだ。

 

加害者は被害者の気持ち、痛みを知るとともに、自分自身についても知ってほしい。なぜ性犯罪を犯してしまったのか。性犯罪は「性欲がおさえられないことでおこる衝動的な犯行」と考える人が多いが、性欲ではなく支配欲の発露であり、冷静に計画的に行われることがあることを指摘する識者もいる。なぜ自分が性暴力を行ったのか。加害者には、言い訳をするためではなく、自分自身を分析し、反省し、再度罪を犯さないために、考えてほしい。加害者の治療プログラムを受けてほしい。

 

今回の事件も、俳優が起こした衝撃的な事件としてだけ取り上げられ、すぐに忘れられるかもしれない。しかし、この事件が大きく報道されたことで、複雑な思いを抱いている人たちがいる。性犯罪がなぜ起こるのかを考え、性犯罪被害者の声を聞くことの意味を考える人が1人でも増えれば。そんな思いでこの記事をまとめた。

 

---

 

高畑淳子の会見

http://mudani.seesaa.net/article/441393175.html

 

出典元:田房永子

 

---

 

高畑裕太が「容疑者」となってからふつふつとわきあがる心の奥の何か

 

出典元:其処當あかり

 

---

 

高畑淳子の謝罪会見に被害者学の専門家「非常に不愉快な記者会見」

 

出典元:ライブドアニュース

 

---

 

今日はまずハブラシですね。

 

 

高畑淳子が謝罪会見を開き、話した内容がレイプ被害者にとっては強い怒りや違和感を抱かせるもので、神経を逆撫でしたようですし、会見の質疑で「接見でのやり取り」で接見中に事件について聞けないとか接見が許可されなくなるというのは間違いで、雇った弁護士に吹き込まれたのか、当時は誤解しているだけかは分かりません。

 

「本人はただ泣いて、すみませんと繰り返すばかりで。『ちゃんと自分のしたことをわかっているの』と言ったら、申し訳ないと言っていました」という発言は、同情を惹きたかったのかは判断出来ませんが、これは弁護士が発言して良い認めたものでしょう。

 

もう既に警察の聴取で「犯行に及んだのは間違いない」、被害女性に対して「申し訳ないことをした」、取調には淡々と応じていたという警察関係者からの情報通りなら、起訴されて裁判になってから、自白調書に無理矢理サインさせられたと態度を変える手は使えませんから。

 

弁護士は「計画性」以外は全て認めて、刑期を短くする情状酌量狙いで行くかもしれませんが、現時点では何も分かりません。

 

正直に書きますが、けっして悪意はないのですが、私は極端に言ってしまうと強姦や準強姦された事が無い人にとっては寄り添う事は出来ても、本質的なところまでは理解するのは難しい意識と感情のように感じました。

 

だからこそ、意識し続け、考え続けるべきなのでしょう。

答えに辿り着くまで。いつまで経っても辿り着かなくても。

 

(参考)

性犯罪報道のあり方 行過ぎた報道の問題点

 

一部の性犯罪報道 被害者の容姿について、なぜ報じるのですか?

http://bylines.news.yahoo.co.jp/ogawatamaka/20160826-00061516/

 

出典元:小川たまか