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バックビルディング現象とは、積乱雲が風上(西側)で繰り返し発生して風下では雨が降り続ける現象を言う。風上の積乱雲がビルが林立するように並んで見えることから名づけられた。

通常、湿った風が上昇気流に乗って積乱雲になり、積乱雲は雨を降らせると消える。しかし、バックビルディング現象では、風上側の同じ場所で積乱雲が次々と発生(“世代交代”)して風に流されながら1列に並ぶことから、風下では雨が降り続けて、局地的豪雨の原因となる。

バックビルディング現象は発生時・場所を予測するのは困難とされている。

ん~予測不能とは言え、それではまた災害が起きる前に退避できないですね。

でも、大雨警報の段階ですぐ退避を考えていたら、自治体がかけるコストは膨大になってしまう。
 
結果的にハズレに終わったとしても、コスト無視の人命優先でとにかく退避か?
新たに作ると思われるガイドラインに沿ったオートマチックなルーチンだけをこなすのか?

「防災は自治体がやってくれるもの」という意識では、退避できないかもしれません。
最終的に退避をする・しない、どこへ逃げるかは各自が判断するしかないでね。

行政の判断が正解とは限りません。
危険を察知するのは、数値でしか認識できないコンピュータよりも、人間のセンサー(五感と勘)が時に勝ります。
なぜ勝るのかは説明しようがありません。
ヒューマン・エラーもありますが、ヒューマン・アジャストもあるんです。