Kiroroの『未来へ』という曲の由来をテレビで紹介していた






思春期(恐らく中学生ぐらい)の時に、お母さんが血を吐き、死んでしまうんじゃないかと不安になり、ありがとうの感謝の言葉も伝えていないと気付き、その想いを歌にした






そして1週間経ち、完成したのが『未来へ』






血を吐いてたお母さん






曲を聞いてもらおうと恐る恐る部屋に入ったら、そこにはとても元気そうなお母さんが






『お母さん、もう大丈夫なの?!』






『ただの風邪だったの!』






喜ぶ娘






そのVTRを見ている人達も一斉になごみ、みんな感動






『私の勘違いで産まれた歌です、母は今も元気にしています』とKiroro





恐らく今は30代になっているKiroro(詳しく知らないので間違っていたらごめんなさい)





もう一人のKiroroも、





『初めて聞いた時、とても良いエピソードだなと思いました』と涙ながらに感動していた






それをテレビで見ていた私







素直に喜べなかった私






『お母さんが死ぬかもしれない恐怖を感じたけれど、お母さんは元気に今も生きてくれている、なんて羨ましいんだろう』






私も、お母さんが死ぬかもしれない恐怖を感じた






そして、私のお母さんは本当に死んでしまった






テレビを見て、悲しくなった






私のお母さんも、






『ただの風邪だったの!』って言えてたら、、、






咳をしていたお母さんは癌ではなく、ただの風邪だったら、、、






Kiroroのお母さんみたいに今も元気で生きているのに






テレビの中のみんなは、笑顔で微笑ましく聞いていたエピソードが、私には辛かった







私は素直に良かったねと思えなかった






お母さんが生きていれば感動していたかもしれないエピソード





今の私は感動出来なかった






私、かなり弄れてる






素直に良かったねと思えない自分が嫌だ






荒んでいる自分






こんな私を見たら、お母さんはきっと悲しむよね






ごめんね、お母さん






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