嵐さんに愛を叫べ -137ページ目

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



送られてきた地図を確認して、足早に店に向かう。

到着予定時刻は、1845分。


急いで仕事を片付けて立ち上がった俺に、松本さんがびっくりした顔をしていたけど、『お先に失礼します!』って、叫ぶように言ってオフィスを後にした。


このまんまのペースだとちょっと早いかな、と、歩くペースを落として、点滅している信号を無理して渡るのはやめて立ち止まる。



「あ.......


十字路の斜向かい。

地下鉄の出口からでてきたその人を 俺の目が目ざとく見つけた。


さっき、信号渡っちゃえば良かったな.......


信号を渡る櫻井さんを見ながら、心の中で呟く。

櫻井さんを見つけてしまったら目が離せなくて、しょうもない賭けをしたくなる。



櫻井さんが、こっちを見てくれたら.......

櫻井さんのことを好きでいてもいい


櫻井さんが俺に気がついたら.......

櫻井さんのことを好きって言ってもいい



なんて、本当にどうしようもない。



あと数歩で信号を渡りきるってところで、櫻井さんがこっちを見た。



.......うそ.......



急に鼓動が早くなる。



なんで?

どうして?



信号の向こうで、すっごい笑顔で手を振っている櫻井さんに、俺も大きく手を振り返した。

隣で女子高生がビックリしてるけど、そんなのどうでもいい。

青信号に変わった瞬間にダッシュで信号を渡る。



「ちゃんと左右確認しろよ。轢かれんぞ」


「ちゃんと確認しましたよ、ちゃちゃっと!」


あははって楽しそうに笑って、櫻井さんが歩き出して、なにか言いたそうに俺を見てから首を傾げた。


「なに?」


「え?」


「相葉くんが、なにか聞きたそうだったから」


..............


心臓がドキドキと音を立てる。


俺に気がついてくれたら、好きって伝えてもいい、なんてどうしようもないことを考えてたなんて言えるわけない。



「なんで、俺がいるの分かったんですか?」


なんでもないふうに口にしたのに、俺の言葉に一瞬、目を丸くした櫻井さんが、すごく優しい顔で笑うから.......心臓が口から飛び出しそうになる。



「相葉くんなら、そろそろ店に向かってるかなって思ってさ」


「俺なら?」


「ふふ、うん、そう。相葉くんなら」


ほら、邪魔になるから行こうって、櫻井さんが俺の腕を一瞬だけ引っ張って歩き出す。



その言葉にも、手にも、櫻井さんは大した意味も込めてないんだって知ってる。

知ってる、けど。


『相葉くんなら』って言葉が、どうしたって嬉しい。

だって、俺の事、ちゃんと見ててくれてるってことでしょ?

ためらいなく触れてくれることも、すごく嬉しい。


ほんの少しだけ前を歩く櫻井さんに、スキップするみたいにして追いついた。



「で?櫻井さんの聞きたいことってなんですか?」


「え?俺?」


「さっき、何か言いたそうじゃなかったです?」


「あぁ.......いや、大したことじゃないんだけどさ」


一瞬だけ俺から目を逸らして、また俺を見る。


「また、後でにするわ」


「ええ?!なんで?!」 


「いや、ごめん。大したことじゃないんだって、ほんと」


「ええー!すっごい気になる!」


だから、大したことじゃねぇって!って言いながら、櫻井さんがビルの細い階段をのぼっていった。






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