Love so sweet 12 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



「きっつー」


丘の上に続く階段を上りながら、ひとりで呟く。

丘の下に広がる景色は、記憶とはだいぶ変わっていて、高層のマンションがいくつも建ち並んでいた。



「……え……」


土曜日の昼間だっていうのに、公園に子どもの姿はなくて、代わりに見た事のある細長い背中がブランコを揺らしていた。

茶色いやわらかそうな髪の毛が、ブランコが揺れる度にふわふわと揺れて、光にあたってキラキラと輝く。

その髪に触れてみたい、と思ったのはどうしてなんだろう。



「店長……さん?」


「え?あっっ!!!!」


振り向いて驚いた顔で立ち上がって、揺れたブランコにぶつかって、『いって!』って叫んでから恥ずかしそうに笑う。


その笑顔に『キュン』って効果音が、俺の胸のあたりに書かれたんじゃないかって、そんなマンガみたいなことある訳ないって思いながら、ただ、その人を見つめていた。



「くふふ。櫻井さんの目、落っこちちゃいそう」


「いや、マジでびっくりした。店長さんの家ってこの辺なんですか?」


何故か早くなった鼓動を誤魔化すように笑って、ブランコに近づいた。

さっき、店長さんの足にぶつかったブランコは、まだ不規則に揺れている。



「僕、雅紀です。相葉雅紀。店長さんって恥ずかしいのでやめてください」


「あぁ……だから『こぐまのまーくん』なんだ」


相葉さんの隣のブランコに腰を下ろして、少し揺らしてみたら、金具がキィ、と音を立てる。

長い足を前に投げ出して、相葉さんも隣のブランコにまた腰を下ろした。



「……やっぱり、どっかで会ったこと、ない?」


こんな所で会うんだから、やっぱり俺が覚えていないだけで、子どもの頃に会っていたんじゃないかと思う。



「僕、ここでよくブランコに乗ってました」


「え、うそ!」


「くふふ。だから、目が落っこちちゃいそうですって」


キィ、と音を立てて、相葉さんがブランコを後ろに引っ張った。



「僕、ずっと待ってるんです」


「え?」


「大切な、大切な友達を ずっと待ってるんです」


トン、と相葉さんのつま先が地面を蹴って、茶色い髪の毛がふわりと揺れた。