花火 167 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「俺はいるよ。ずっと相葉さんのそばにいるから。信じてくれなくてもいいよ。それでもいるから。

ずっとひとりで、怖かったな。寂しかったよな……


ボクの髪の毛を優しく撫でながら、何度も何度も同じ言葉を繰り返す。



どうして、キミは……

どうして、ボクなんかに……



「櫻井くん……


「うん」


「お願い」


もう、訳が分からない。

何もかも、忘れたい。

真っ白になるまで、抱いて欲しいのに。



「大丈夫。そんなこと、しなくていい。俺は相葉さんがいてくれたらいい。笑ってくれたらそれでいいんだ」


ボクの唇を受け止めたその人の大きな瞳は、優しく微笑むだけ。

離れることも出来ずに、そのまま、頬を胸にくっつけた。



ゆっくりと脈打つ音が直接身体に響く。

それだけで、心が落ち着いていくような、そんな不思議な感覚に囚われて目を閉じる。



「ちゃんとベッドで寝よ?ここじゃ、風邪ひく」


聞こえた声に、首を振った。

だって、寝たら、寝てしまったら……


「大丈夫、ちゃんといるよ。相葉さんが寝て、明日起きるまで、ちゃんといるから」



『ウソだ』


頭の中で誰かが叫ぶ。

そうだよ、嘘に決まってる。



……帰れよ」


「帰らねぇよ。もう泊まるって家に連絡したし」


「帰れ」


「帰らねぇ」


置いていかれるくらいなら、最初からいない方がマシだ。


要らない。

そんなのは、要らない。


なのに、櫻井くんは腕を突っ張った俺を、それ以上の力で抱き寄せた。



「離せ!離せよ!」


「離さねぇよ」


「ウソばっかり!」


「嘘なんかつかねぇって」


落ち着いた声が、癪に障る。

年下のクセに。

ガキのクセに……



「ウソばっかりなんだよ!どいつもこいつも!」


睨みつけた俺を、真っ直ぐに見つめ返す。



「それは、相葉さんがそうだから、だろ。

相葉さんが、嘘ばっかりついてるから、だろ」


低い落ち着いた声が、耳から身体から、響いてくる。



……俺が……?」


いま、なんて言った?


俺が、嘘ばっかりついてるって、そう言った?



「素直に言ったらいいんだよ。『そばにいて』って、『ひとりにしないで』って」


優しく微笑んだ櫻井くんが、ボクの頬を撫でながら言う。


大丈夫

大丈夫だよ


そんな声が聞こえて来た気がした。

そんなわけ、ないのに。



「そんなの……!!!


言えるわけ、ない。



「言ってよ」


……


「俺に、言ってよ」


言えるわけない。

期待なんて、しない。


なのに……



「そばにいてって、ひとりにしないでって、俺に、言ってよ」


……そんなの……言えるわけ、ない……



何度も優しく同じ言葉を繰り返して、優しく僕に触れる櫻井くんに……僕は、そっと身体を預けた。