Ups and Downs 39 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



……っふ……


軽く触れて終わりにしようと思っていたのに、相葉くんが俺のキスに応えてくるから、どんどんどんどんキスが深くなっていく。


もうヤバいって、これ以上はヤバいって思うのに止められない。



息継ぎのために一瞬離れてまた、重なる。



カチンって歯がぶつかって、顔を見合わせて笑う。そこでようやく唇が離れて、水、持ってくるねって相葉くんが立ち上がった。



「明日、タラコ唇になってたらどうしよう」


俺に水の入ったグラスを渡して、自分もグラスに口をつけながら俺の隣にくっついて座る。


「ラジオで良かったな」


寄りかかってくる相葉くんを肩にのせたまま、グラスの水を一気に喉に流し込んだ。



「櫻井くん、酔ってる?」


……いや、もう醒めた。相葉くんは?」


「俺も、醒めちゃった」


右側に感じるぬくもりが心地良い。



「あのさ、相葉くん……俺、フランスでの研修決まったんだ」


「え?」


右側のぬくもりが消えて、驚いた顔の相葉くんが俺を見つめてる。



「ずっと前に希望出してたのが、通ったんだ。来月からフランス行ってくる」


「え…………えっと……おめで、とう……


「うん。ありがと」


「あ、コーヒー……いれてくるね」


ふいっと顔を横に向けて、立ち上がった相葉くんの手を握って引きとめた。



「それだけ?」


「それだけって……だって、行きたかったんでしょう?」


「うん、そう」


困った顔で俺を見下ろす相葉くんを見上げながら、言葉をつなぐ。



「寂しい?」


ぎゅって下唇を噛んで、俺から視線をそらした相葉くんの手を引きながら立ち上がった。

よろけた相葉くんが、ぽすって腕の中に収まる。



「待っててくれる?」


何も言わない相葉くんを抱きしめながら聞けば、ぎこちなく首が縦に振られた。



「待っててくれんだ?」


嬉しくなって、相葉くんを抱きしめる手に力を込める。



……うん。待ってる」


相葉くんに回した俺の手をぎゅって握りながら、相葉くんが小さく呟いた。