Miles away 29 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




寒いから早く帰ろうって、俯いたままの雅紀の手を引いて歩いた。

家に着く頃にはすっかり泣き止んだ雅紀が、夕飯何にしようかなぁって冷蔵庫を覗き込む。



「なぁ……なんでウチに来る時はカラスだったんだ?」


好きな時に変身できんの?って聞いた俺に、冷蔵庫をぱたんと閉じてから、ふるふると首を横に振った。



「自分じゃどうにも出来ないの。仕事の時はしょーちゃんに頼んで、御守りとか持っていくんだ。神域から遠ざかるほど、この姿を保っているのは難しいみたいで……

だから、仕事の時も1泊が限度だし、何かあったらと思うと怖くてホテルになんて泊まれなくて、いつもさとちゃんのとこ転がり込んでたの……



ごめんねって小さく言った雅紀の頭を 謝ることじゃねぇだろって、こつんって小突いた。



「しょーくんが、もう、ここじゃなくても、しょーくんの近くじゃなくても大丈夫って言ってたのは、なんで?」


玉ねぎを切りながら雅紀が、うーんって小さく唸る。



「さとちゃんが、名前……呼んでくれたから、じゃないかな」


「名前?」


「うん。『雅紀』って、名前の意味も分かった上で呼んでくれたでしょ?名前には力があるんだよ」


「あぁ……


そういえば、そんな話をどこかで読んだことがある。名前を付けることによって見えないものを縛ることが出来るって。


{0713462C-0328-4D2B-973D-257363A65138}


「だから、さとちゃんの近くにいても、しょーちゃんの近くにいるのと同じって事になるのかな?」


……けど、俺、神様なんかじゃないけど」


しょーくんは『現人神』って、そんな家系なだけだってしょーくんは言ってたけど、やっぱりしょーくんには特別な何かがあるんじゃないかって、俺じゃダメなんじゃないかって不安になる。



「あのね、さとちゃん。

先々代が言ってたんだけど……特別な力は必要ないんだって」


玉ねぎを切り終わったまぁが、俺を振り返って恥ずかしそうに笑う。


……『気持ち』が大事なんだって」


「気持ち……?」


どういうこと?って聞き返そうとした瞬間に、そういうことかって納得した。


「だったら俺、しょーくんより頼りになるな」


「え?」


肉を炒めながら、雅紀が振り返る。



「気持ちが大事なんだったら、俺、しょーくんよりも……いや、誰よりも最強だと思う」


ぽかんと俺を見つめたまま、動きを止めた雅紀が、あって小さく呟いて、みるみる赤くなる。


「あ、あのっ!!!ご飯すぐ出来るからっっ!」


「うん。手伝うよ」



俺より雅紀の方がでっかいってのが、ちょびっとだけ気に食わないけど。

でも、雅紀を守りたいって、雅紀が好きだって、それはきっと、他の誰よりも強い気持ちだって思ってるから。



「さとちゃん」


「ん?」


「ありがと」


「おう」



また、すんって鼻をすすった雅紀の背中をぽんって叩いた。




✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚ ✽.。.:*・゚



お話の中の素敵イラストはあみんちゃんに描いてもらいました(♡´艸`)


あみんちゃんのブログはこちら♡


今回のイラストのかきあげも

もちろんありますよ(♡´艸`)



あみんちゃん、いつもありがとー♡♡♡