Miles away 26 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
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「さとちゃん……さとちゃん!」


俺にしがみついて、俺の名前を繰り返し呼ぶ雅紀の背中をそっと撫でる。

俺に覆いかぶさるようにしてしがみついてる雅紀の肩越しに、しょーくんを見た。



……しょーくんの守りたいものって、なんだ?」


「俺?」


俺の問いかけに、しょーくんがとぼけた声を出す。


「それ聞いたら、場所変えようってしょーくんが言って、ここに来たんだろ」


「そうだったっけ?」


……しょーくん」


「ははっ、ごめんごめん」


しょーくんが楽しそうに笑ってから、急に真面目な顔になる。



「俺の守りたいものは、雅紀だよ」



腕の中で雅紀がぴくりと肩を揺らして、俺も雅紀の背中に回した手に力を込めた。


……それから、智くんと、潤とかず……


俺を見て優しく微笑んだしょーくんが、言葉をつなぐ。



「俺は、この場所とここに住む人を守りたい……って言うか、守らなきゃいけないんだよ」


「守らなきゃ、いけない……?」


オウム返しにした俺の言葉に、口を斜めにぐって結んで、しょーくんが頷いた。



「しょーちゃんは『現人神』なんだよ」


涙が止まったらしい雅紀が、俺から身体を離して、すんって鼻をすすった。



……あらひとがみ?」


「うん。しょーちゃんの家は、代々ここの土地神様なの」


「土地神様?え?なにそれ?しょーくんが神様ってこと?」


驚いてしょーくんを見たら、しょーくんは困った顔になって鼻の横をぽりぽり掻いた。



「いや……あのさ……そういう家系ってだけで、俺がなにかできるわけじゃないんだよ。俺だってそんなの、信じてなかったし。

けど、あの日……ここで智くんが雅紀を見つけた時、本当の事なんだなって思ったんだ。

俺が、雅紀を、みんなを守んなきゃいけないんだって……


……あの日……


俺が、カー子を見つけた日。

カー子じゃなくて、あれが雅紀だったって事だよな?


隣に立つ雅紀を見上げたら、無言で小さく頷いた。



「俺、あの日が独り立ちの日だったんだ。

本当は、もっと遅い時間に先々代に呼ばれてたんだけど……独り立ちするのが嬉しくて、こっそり早く出て、しょーちゃんのとこに来ちゃったんだよね」


「先々代?」


「ウチのばぁちゃん。

あの日、ばぁちゃんから早く帰れって言われてたんだ。大事な日だから、あんまり外に出るなとも言われてて……けど、そんなの、俺には関係ないと思ってたし。

俺が、ちゃんとしてたら……雅紀はあんな怪我、しなくて良かったんだ……


そう言ったしょーくんの顔が、痛々しく歪んだ。