UB side A | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「しょーちゃん、ゆっくりしてね」


「ん、雅紀もな」


じゃあまたねって、一瞬だけ唇を合わせて、しょーちゃんが車のドアを開けた。

頑張り屋さんな俺のコイビトは、ゆっくりと歩いて門の向こうに消えていった。


しょーちゃんには、お正月の間にゆっくり休んでもらわなきゃ。

心配だけど、しょーちゃんだから大丈夫。

そう自分にも言い聞かせて、その後ろ姿を見送って、ギアをドライブに入れた。



毎年、慌ただしい年末。

本当にありがたいことだと思うけど。



「あ、やべぇ。泣けてきちゃう」


優勝旗を持ったニノの背中は、小さいけど、逞しくて、ほんとにほんとに嬉しくて、誇らしくて。

近づいていったおーちゃんに、アンタはあと!って鋭く言い放ったニノは、相葉さんって優しい声で俺を呼んで、一番最初に優勝旗を持たせてくれた。


「ちょっとー、こんな時にやめてよね、ホントに……


流れてきたUBのメロディに、やっぱり涙腺がゆるんじゃう。



そんな俺ら、なんだよ。

誇らしげな気持ちで見た、新聞の記事。

ニノの笑顔にまた、俺も笑顔になる。


だけど、これじゃあ……



スマホを取り出して、しばらく見つめてからまたポケットにねじ込んだ。


俺が言わなくても、大丈夫。

ニノにはおーちゃんがいるから、大丈夫。



ポケットの中でスマホが震える。



『よ』


「しょーちゃん……


『大丈夫か?』


「俺は、平気」


『だよな』


「しょーちゃんは?」


『雅紀ロス』


そう言うしょーちゃんに、同時に吹き出して笑う。



俺は平気。

切り取られた言葉には、棘しか残らない時があるって知ってるから。

その棘がどこに刺さるかまで、分かってて言ったんだろ?

自分に刺さるように仕向けたくせに、俺にも刺さったんじゃないかって、そうやってアイツは自分を責めるんだ。


真っ直ぐなんだよ、ニノは。


真っ直ぐで、強がりで。

そのくせ、傷つきやすいんだ。



「しょーちゃん」


『ん?』


「大好き」


『俺も』



何も言わなくたって、分かる。

分かるからさ、ニノ。



「お正月、楽しんでね」


『お前もな』


「次会うときはイケメンでしょ?」


『うっさいわ』


あはは!って笑って、しょーちゃんがまたなって言う。


「ありがとね、しょーちゃん」



暗くなった画面を撫でて、ポケットにしまおうとして、手を止めた。



「ねー!母さん!紅白見ていい?」


そう聞いたけど、返事を待たずにテレビとレコーダーのスイッチを入れて早送りして、一時停止。



何枚かテレビの画面を撮って、そのうちの1枚を選んで壁紙に設定した。



「くふふ、いい笑顔。そうだ、みんなにも送っちゃおー」



優勝旗を持つニノと、その後ろで笑顔の俺ら。


「嵐、最高!」



ニノが俺を守ろうとしてくれたんだって、分かってるから。

いつも、俺らを守ろうとしてくれてるって知ってるから。

嵐が大好きだって、知ってるから。

だから、大丈夫。

だから、笑ってて。



そんな気持ちを込めて、送信ボタンをえいって押した。