Ups and Downs 21 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



『櫻井翔 様』


座席の上に置かれた紙袋に手を伸ばす。

ザワザワと人が動いている巨大な空間。

これが、相葉くんの仕事。

これが、相葉くんの生きている世界。


袋の中に入っていたパンフレットを開けば、見たことのある笑顔で相葉くんが笑っている。


あまりにも違いすぎて、手が震える。

やっぱ、来るべきじゃなかったのかも。


『俺、めちゃくちゃ頑張ってるから!』


けど、あの時の相葉くんの笑顔を見たら、断るなんて選択肢はない。



パンフレットを閉じて、袋に戻したところで照明が落ちて、歓声が上がる。

流れ出したイントロに、ペンライトが揺れる。



「なんだこれ……


見たことのない風景に、全身に鳥肌が立った。



照明が一気に明るくなって、割れんばかりの歓声が響く。次の瞬間に聞こえてきたのは相葉くんの話している時とは違う、甘い歌声。



そこにいるのに、いないみたいだ。


俺の知っている相葉くんじゃない相葉くんが、ステージの上で動き回る。


その動きに、声に、惹き込まれる。



目が合ったと思った瞬間、俺を見て嬉しそうに笑うから、思わず小さく手を振った。

肩で息をしながら、相葉くんが笑って手を振って、投げKissまでするから、後ろからものすごい悲鳴が上がる。


投げKissとか俺にした訳じゃないかって思っていたら、また相葉くんと目が合って、今度は相葉くんが顔を歪めてから、前を通りすぎた。



「やだ!今の見た?!」

「やばーい!ウィンクきた!」


聞こえた声に思わず振り返る。

ウィンク?今のが?!

なんかもう、いろいろ、いろいろが衝撃的すぎて笑える。



「アンタ、雅紀のなに?」


「え?」


いつの間にか隣の席に来ていた、彫りの深いイケメン。


「この間、雅紀をジムから連れてったろ。せっかく俺が特別メニュー作ってやったのに、アイツ逃げやがって」


ステージを見てから、俺を見てニヤリと笑う。

この間、ジムから相葉くんが逃げてきたのは、彼の特別メニューのせいってこと?



「アイツ、鍛えがいがあるからさ」


ステージの上の相葉くんは、しなやかに手足を動かして踊っている。



「宣戦布告、な」


「え?」


また近くに来た相葉くんに、かっこよく投げKissをしてから、イケメンくんは俺を指さした。



「覚えとけよ、櫻井翔」


そう言ってかっこよくウィンクを決めて、『お先に』って出ていくイケメンくんの後ろ姿を呆然と見送った。