花火 140 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「じゃあな」


「うん、ありがと」


自宅の最寄り駅のロータリーで潤の車を降りて、赤い車が遠ざかるのを確認してからゆっくりと歩き出す。



潤に抱かれて、何も考えずに深く眠ったはずなのに、スッキリしないのはなんでだろう。

こんなこと、今まで無かったのに。


突き刺さるような寒さに、ぶるりと身震いして家に急いだ。



冷えきったリビングの暖房を入れて、洋服を脱ぎ捨ててシャワーの栓をひねる。

勢いよく流れていくお湯を眺めて、ため息をついた。


今日行けば、しばらくは会わなくて済む。


櫻井くんの笑顔を思い出しながら、ほっとするのと同時に、胃の上の辺りをぎゅって掴まれたみたいな、そんな感じがして蹲った。



見ていて、面白いだけだったのに。

いろんな表情を見せてくれるのが、楽しかっただけなのに。

いつの間にか、櫻井くんのことを考えたら痛いとか苦しいとか、そんな感情が大半を占めるようになってきた。


「なんなんだよ、もう……


何も食べる気がしなくて、まだ胃の辺りが締め付けられているような感覚を引きずったまま、のろのろと着替えて家を出た。



…………


電車を降りて、図書館へ向かう途中で立ち止まる。

大きく手を振りながら近づいてくる人影。



「相葉さん、おはよ!昨日は、ありがとう。潤のやつ、すげー喜んでてさ」


「うん。僕も久しぶりに潤くんとおしゃべりできて楽しかったよ」


真っ直ぐに僕を見つめる視線から、目をそらして答える。



「今度、マジで飯作ってよ」


……機会があったら、ね」


「そんなもん、作るに決まってるじゃん」


「え?」


「チャンスは待たずに作るべし!」


驚いて櫻井くんを見たら、人差し指を俺に向けてドヤ顔でそう言った。



「そんなの、聞いたことないよ」


「俺が今、言ったんだよ」



にやりと笑う櫻井くんに、思わず吹き出した。