Ups and Downs 3 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




『櫻井、タクシーはバックヤードに回すから、バックにご案内して』


イヤモニから大野チーフの声が聞こえる。


「あ、はい」


『様子はどう?』


「少し落ち着かれたように見えますが」


ティーカップをテーブルに戻して、ソファの背もたれに身体を預けるようにして、壁に飾られた絵を眺めている彼。


『タクシーがついたらまた連絡するから、櫻井はそこに待機してて』


「はい」


チーフとの連絡が途切れて、綺麗な横顔を見つめた。

彼は一体、何者なんだろう。



「少しお休みになられますか?私は部屋の外で待機しておりますので、何かあったら……


「だめ!」


ティーカップを下げようと伸ばした手を彼が掴んで、その後にハッとした顔をして手を離した。


「ごめんなさい。なんでもないです……ありがとうございます」


「ここにいた方がよろしいですか?」


深入りは厳禁だと分かっているのに、口が勝手に動いていた。


「いてくれますか?」


ほっとした顔で彼が笑う。



「どなたかに連絡は……しなくてよろしいですか?」


俺の言葉に、彼は黙って首を横に振ってから、俺を見上げて微笑んだ。




「櫻井さんは、あまりテレビとか見ませんか?」


「テレビ、ですか?」


突然変わった会話に驚いて、質問を繰り返す。


「くふふ、見てもニュース番組だけ、とか?」


「そう、ですね……テレビはあまり見ておりません」


やっぱりなぁって、くふくふ笑う。



「櫻井さん、下のお名前はなんて言うんですか?僕は、相葉雅紀って言います」


「相葉様、どうして、私と大野の名前を?」


そういえば、と思って聞いてみる。

ネームプレートを見たのかとは思うけれど、チーフと話したのは一瞬だし、名乗ってもいないのに、と不思議だった。



「僕、仕事柄、人の名前を覚えるの得意なんです。ネームプレートは必ずチェックします」


「あぁ、なるほど」



相葉雅紀……聞いた名前を頭の中で繰り返す。

ヒットしそうでヒットしない記憶。


若く見えるけれど、学生ではないという事か。

仕事の話、って事は、先ほどのスーツの男と彼とが、同じ業種という事なんだろうか。

それにしては、年齢も雰囲気もだいぶ違うけれど……




「櫻井さん?」


「はい?あ、名前……翔です。櫻井翔」


声をかけられて、名前を尋ねられていたことを思い出して、慌てて内ポケットから、名刺を取り出した。

差し出した名刺を大切そうに受け取って、櫻井さんって名前もかっこいいんですねって、そう言った彼が、俺を見上げてにっこりと笑った。