花火 88 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
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しばらく膝を抱えてから、ゆっくりと立ち上がって、床に散らばった服をまた身につける。

カバンを取りにリビングに出たら、後ろから潤の声がした。


「あれ、なにしてんの?」


……帰る」


「バカなの、お前」


頭を拭きながらバスルームから出てきた潤が、俺の横を通り過ぎながらそう言って、冷蔵庫からビールを取り出した。



「雪すげーぞ。明日、早く送ってやるから、早くシャワー浴びてこいよ」


「でも、帰る」


ビールをカウンターの上に置いた潤が、俺の腕を掴む。



「離せよ」


「離すかよ。今は俺のモンだろ?」


引き寄せられて、あっという間に唇を塞がれて、ビールのかおりが口の中に広がった。



「んんっ……


もがけばもがくほど、強く抱きしめられて、深くなるキス。

抵抗をやめて受け入れれば、ゆっくりと腕が解かれる。



「シャワー、浴びてこいよ」


……


潤に背中を押されて、バスルームに向かう。



俺は、いつからこんなに弱くなったんだろう。

あんなメッセージひとつが、こんなにも嬉しくて、こんなにも痛い。



『ホントは誰かに大事にされたいんだろ』


智に言われた言葉が、あの日から何度も繰り返される。

そんなこと、あるわけない。

あるわけないって思いながら、その言葉と一緒に思い浮かべるのは、ひとりだけ。



「バカだろ」


何も無かったようにメッセージを送ってくるなんて。



誕生日、覚えてた。

スタンプ探しておくって言ってたのも、忘れてなかった。



なんで?

なんでそんな、期待させるようなことするの?

俺に、何を求めてるの?

期待されたって、応えられるものなんてない。

俺はキミに何もしてあげられないのに……



「バカじゃないの……


もう1度そう呟いて、シャワーの栓を勢いよくひねった。