花火 76 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




「さ、とし……くん。この人って……


声が掠れる。


「美人だろ?この人だよ、オッサンにナンパされてた人。

ほら、この写真とかすげぇキレイだろ?」


嬉しそうに話す智くんとは反対に、俺の気持ちはどんどん沈んでいく。



俺の知らない相葉さん。

知りたくない、相葉さんのイチブ。



「智くん、ここってさ……


「あー、そうそう!ここな!

すげーだろ?マジで天井に鏡ついてたぞ!」


「まじか!って、いや……そこじゃなくて……


カメラの液晶画面から顔を上げた智くんが、不思議そうな顔で俺を見た。



……



なんて聞いたらいいんだろう……

黙り込んだ俺をじっと見つめて、あぁ!って、智くんが声を上げて、ふにゃんって笑った。



「大丈夫!まだ仲間だよ!」


「は?」


「たまたま会って、写真のモデルしてもらって、終電なくなっちゃったし、寒いし、で、近くにあったホテルに入っただけで……


……マジで?」


「だいじょぶ!翔くんを置いてオトナになったりしてないから!」


いや、俺が今、気にしてんのはそこじゃねぇけど。



「けど、勿体なかったかなぁー……

写真撮ってたらさ、すげー不思議な人でさ……なんとも言えない表情(かお)すんだよな。もっと色んな表情、見てみたかったなぁ」


カメラを抱えて、智くんがふんわりと笑う。

もっと色んな表情って……それって、なんかもうエロい響きにしか聞こえねぇんだけど……



……もしかして、智くんも、惚れちゃったの?」


無意識に口からこぼれた言葉に、智くんが眉毛をぴくりと動かした。



……『も』?」


「え?」


俺、今なんて言った?

智くん『も』って、言った?


智くんは、いつもは他人の話なんてほとんど聞いてないくせに、なんでこういう時だけは耳ざといんだろう……



「いや、だってほら……オッサンがナンパすんのもわかるって、前言ってたじゃん……だから……



自分でも笑えるくらい、声が震えてる。

膝の上で握りしめた拳が、力を入れすぎているせいで真っ白になった。