花火 42 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



「さくらい、ね」

カランって氷を鳴らして松本さんが笑う。

「カズ、チェリーくんに『アメリカーノ』出してやってよ」

「誰のことだよ、それ」

「櫻井、だろ?チェリーじゃん。あ、もしかして嫌だった?」

「どういう意味だよ」

ニヤニヤと笑う、その顔を睨みつける。


「ちょっと、潤くん。ウチの店の子にちょっかい出すのやめてよ。
翔ちゃん、あそこのテーブルラストオーダー聞いてきて」

「……はい」

まだ、ニヤニヤしている松本さんをちらりと見てから向きを変えた。


誰がチェリーくんだよ。ふざけんじゃねぇよ。
なんで初めて会ったヤツにそんなこと言われなきゃなんねぇんだ。
J'sの服なんてもう絶対買わねぇ。
社長だがなんだか知んねぇけど、どんな繋がりがあんのか知んねぇけど、相葉さんがあいつと一緒にいたなんて、親しげに話してたなんて、やっぱり納得いかねぇ。


「翔くん、どした?」

空いたテーブルを片付けていたら、智くんがそっと近づいてきた。

「あいつ、知ってる?」

「あぁ、松本さん?あの人もてんちょーの友達みたいだよ。よく来んの。なんかどっかのブランドのデザイナーで社長なんだってさ」

「どっかのって……」

その答えが智くんらしくて、笑う。
ふたりで皿とグラスを下げに行ったら、また松本さんに捕まった。


「チェリーくん、大学合格したんだって?おめでとう。今度店に来なよ、智と。お祝いに何かプレゼントしてやるよ。カズの可愛いお仲間だしな」

「……お気持ちだけ頂いておきます」

「まぁ、そう言うなよ。せっかくここで会えたのも何かの縁だろ?」

そんな縁、いらねぇよって心の中で毒づいた。
そんな俺を見て二宮さんが苦笑する。


「翔ちゃん、くれるって言うんだからもらっておきなよ。悪いもんじゃないでしょ?」

「……」

俺と相葉さん、と、松本さん。
二宮さんが知るわけもないし、松本さんだってあの日、俺が見ていたなんて知るわけもないだろうし。
だけど、松本さんからなんとなく感じる棘はなんなんだ?

松本さんをちらりと見れば、綺麗に微笑む。
余裕たっぷりなその姿が、オトナっぽくてカッコイイなって思った自分に腹が立つ。


「じゃあ、今度…智くん連れていきます。
時間なんでお先に失礼します。智くん、帰ろ」

びっくりした顔で、俺と松本さんのやり取りを眺めていた智くんを引っ張ってロッカールームに向かった。