花火 27 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。



けたたましいエンジン音に、ビルから出てきた制服姿の子たちが、驚いた顔でこっちを見た。
一瞬で通り過ぎたそのビルの自動ドアには、『予備校』の文字が見えた。


大通りに出てから、ゆっくりと息を吐く。
胸が痛い。
パーカーの胸のあたりを強く握りしめた。


「見られちゃ困るヤツでもいた?」

「どういう意味?」

「さっきの金髪、違ったな」

楽しそうにそう言って、カーステのスイッチを入れる潤を睨む。


「金髪が違ったって、なに?」

「昨日の、金髪のガキ」

胸がキリキリ痛んで、変な汗が滲む。
昨日、潤も櫻井くんを見た……?


「何の話だか分かんないけど」

「あんなガキと比べられちゃ困るんだよね、俺」

「だから、意味わかんないって」

「調べんのは簡単なんだよ。どこの誰か。お前のことも、金髪のガキのことも」

指でリズムを取りながら、潤が言う。


「さっきからなんなの?もしかして、その金髪のガキのせいでキスマークつけたわけ?付けないって約束だったろ?」

「そんな約束、してたっけ?」

赤信号で止まって、潤が俺を見て笑った。


「……もう、いい。降ろして」

「降ろしてもいいけど、今日はカズの店、休みだぜ?」

ドアノブに手をかけて、止まる。
止みかけていた雨が、また強く降りだした。


「……約束破るヤツはキライ。無駄な詮索するヤツも。雨も、キライ」

「知ってる」


左手に、潤の指が絡まる。
ワイパーがせわしなく動いて、流れ落ちる水が街灯の光を受けてキラキラ輝く。

信号が変わって、潤の手が離れた。


「着替えは後ろにあるのでどうにかなんだろ?明日はギリギリまでウチにいろよ」

「どうせ最初からそのつもりだったんだろ?」

「お前だって、わかってて乗ったんだろ?」

「……そうだよ」

そう返事をして、笑う。


やっぱり、俺は俺だ。
今までも、これからも変わらない。


「暑いな…」

パーカーを脱いだ俺を見て、潤が満足そうに微笑んだ。