Summer Splash! 105 | 嵐さんに愛を叫べ

嵐さんに愛を叫べ

相葉くんと櫻葉さんが大好き!です

モデルズも大宮さんも、その他CPも登場します。

腐ってますので、ご理解のあるオトナのお嬢さまのみ、自己責任でご覧ください。
男性と思われる方、商業目的と思われる方の読者申請、コメントは削除させていただきます。




半歩、戻って振り返る。


しゃがみ込んでいる見慣れた背中。

その腕に絡みついているのは、ゴテゴテと色んなものがくっつけられた爪。



「もう立てないかもぉー」


甘ったるい声に鳥肌が立つ。



「しっかりして?立てる?」


「相葉くんがぁー、キスしてくれたら立ってもいいよー?」


「え?な、何言ってんの?」


黙って通り過ぎようとしたけど、出来るわけない。



「雅紀?」


「え!しょーちゃん?!」


腕を掴まれたまま、雅紀が振り返る。



「何してんの?」


「クラスの子が動けなくなっちゃって……


「ふぅん……?」


まだ、雅紀の腕をつかんだままの女のコに顔を近づける。



「自信、ないんだ?」


「え?」


小さい声でそう言って、腕をぐいって引っ張って立たせた。

酔ったフリしなきゃ近づけないくらいなら、最初から諦めろっての。



「女のコが泥酔すんのは危ないな。家、どこなの?」


タクシーを止めて女のコを押し込んで、聞いた住所を運転手に伝えて、多めの現金を渡してドアを閉める。



「あのっ……


「次からは飲みすぎないようにね?」


何か言いかけた女のコの言葉を遮って、にっこり笑って手を振って、タクシーを見送った。



「しょーちゃん、やっぱりすごいね!」


俺の後ろでオロオロしていた雅紀がふーって、息を吐いた。


「すごいね、じゃねぇよ。気をつけろって言ったろ?」


振り返って頭をぺちって叩いた。



……え?」


「え?じゃねぇよ!アイツ、酔ってなんかいないだろ!」


「ええ?!」


「ええ?!じゃねえ!

   なんかあったら、どうするつもりだったんだよ!」


「なんかって……ちょっと、待ってよ……しょーちゃん」


普通、反対じゃない?心配されるのは女の子の方じゃないの?って、雅紀が言って笑う。



「俺は、お前が心配なの!ほら、さっさと帰るぞ?」


まだ笑っている雅紀に背中を向けて、歩き出そうとしたら……


「ありがと」


雅紀が俺の背中にくっついて、くふふふふって笑った。